こんにちは.changです.
富士山ヒルクライムに出場しました.
結果は69分22秒.
自己ベストを大幅に更新することができました(^^)
0. レース準備
富士ヒルは2年前に初めて出場し,もう少しというところでシルバーを逃していました*1.
年初には”富士ヒルゴールド(1時間5分)”を目標に掲げましたが,残念ながら,今の実力では厳しい事が分かっていました.
このため1時間10分に目標を修正しました.
平日練(ローラー)
1時間10分という事はほぼ1時間なので,FTPを維持することが最善と考えました.
そこで富士チャレ*2後、平日練をFTP近辺を維持するワークアウト中心に替えました.
ちなみに,富士チャレ前は無酸素域のワークアウトとZwiftレースをやっていました.
週末練(実走)
土日の実走も少し変えました.
普段は150 km程のロングに出ることが多いですが,ヒルクライムを意識して高強度のタイムトライアルを取り入れました.
15分位で登れる近所の林道が丁度開けたので,これを全力で3本走るトレーニングをしました.
ヒルクライム前はどうしても長い登りに行きたくなりますが,1ヵ月前の試走を最後に敢えて控えました.
1時間のヒルクライムを一人で集中して走る事は難しいからです.
試走で(料金所から)1時間15分掛かっていたので,再トライでタイムを更新して安心したい気持ちもありましたが,,,我慢しました.
トレーニングの成果か,少なくとも20分は4.5倍を維持できる感覚をつかんでいました.
この感覚を頼りに,サイコンとにらめっこをしながら登る計画でした.
減量
2年前は51kgまで絞ってました.
筋肉量が増えた所為で,今ここに戻すことは難しいです.
体脂肪率が5%位になり,日常生活に支障をきたすと思います.
このため,52kg & 体脂肪率7%をターゲットにしました.
落としたのは1~1.5kg程度ですが,トレーニングをこなしながらなのでそこそこ辛かったです.
レース週の木曜日に目標をクリアしてからは,敢えて体重計に乗るのをやめて体調維持を意識しました.
1. レース当日
コロナ過での開催ということで,チャンピオンクラス以外は号砲無しのフリースタートです.
僕は第5スタート(7:15)だったので,6:45頃に競技場に入りました.
元々ネット計測なので,やることは一緒です.
「速い人は前から行くかな」と思っていたので,7:00位から列に並び,スタート後は(危険が無い程度の追い抜きで)前方にあがりました.
タイム計測の開始直後はかなり速いと感じました.
有名ユーチューバーのご夫婦さんと一緒だったんですが,凄いペースなんです(汗).
時々パワーメータを見ると,5倍出ていました.
下がってマイペースに切り替えるか迷いましたが,良い感じでテンションが上がって来たのでそのまま集団の前方で走りました.
2合目位から少し落ち着いたのかな...?
一人引きみたいな時間帯が多いものの(あの方も強かった),牽引を交代する選手がポツポツと現れます.
僕も牽引に参加しましたが,申し訳無いことに,あまりペースを上げられなかったです.
集団の雰囲気は常にポジティブでした.
前述のご夫婦がコースを熟知していらっしゃって、「この先で(勾配が)緩くなるよ」みたいな声掛けをしてくれます.
一体感が生まれましたね.
チャンピオンクラスでは無いのでアタック等は無く,協調して皆で良いタイムを出そうという感じでした.
走っていて気持ちが良かったです(^^).
終始周りに選手がいてあまりサイコンを見ていなかったのですが,ペースが良い事は分かっていました.
ゴール前のスプリントで少し離されましたが,大満足の走りです.
タイムトライアルをやるつもりが,まさかこんなロードレースのような展開になるとは!!!
一緒に走って下さった方々に感謝です.
2. パワー分析
NPが237.7Wというは驚きです.
平均心拍が167というのも過去に無く高い!
余程テンションが上がっていたんですね.
というか,普段がダルなんだな...
ちなみに,この日のTSSが178でした.
ヒルクライムレースとは言え,1時間強のライドで150TSSを超えるのはおかしい気がします.
多分,FTP値が適当なのでしょう(汗).
僕はローラーのFTPテストが嫌いでやった事がありません.
ローラーで高強度を出すのが苦手なのと,数値が悪かった時に落ち込むのが嫌だからです.
20分テストとかすれば,250W位出るのかも知れないですね(やらないけど).
3. 今回良かった事
今回の結果につながったと感じた事をメモします.
チェーンオイル: WAKOS CHAINLUB
洗車後に直ぐさせるし,浸透も早いし,兎に角使いやすいです.
液体式の高いヤツも試したんですが,戻ってきました.
おそらく、液体式は性能を引き出すのに(チェーンの乾燥などの)技術が要るのでしょう.
注油した後の慣らしの重要性にも気づきました.
これまで,レース前日に洗車と注油をしてそのままレースを走っていたのですが,今回はたまたま1週間前の練習中に雨に降られたタイミングで洗車しました.
平日のローラーはリム車なので,注油後一週間放置したことになります.
前日には,50km程の調整ライドに出ました.
一週間の放置が良かったのか,前日の走りが慣らしになったのかは判りませんが,当日は今までに無くパイクを軽く感じました.
タイヤ: Panaracer GILLAR
ヒルクライム用の決戦タイヤとして,今回導入しました.
25Cで170g程度なので,確かに軽量です.
グリップに対する不安は多少ありますが、登りだけでは全く問題ありませんでした.
ちなみに,今回のバイク重量は7.25kg(サイコン無し)でした.
アップ
面倒くさくてローラを持って行かないことが多いのですが,,,重要さを実感しました.
15分弱程度のアップしか出来ませんでしたが,目標値のパワーを何度か出しておくと,身体の反応が良くなる気がします.
ちなみに,僕は心拍の反応が鈍いので,サイコンはほぼパワー値だけを見ます.
だたこれ,今回の苦労ポイントでもありました.
前日,MINOURAのハイブリッドにディスク車が乗らないことに気付きます.
止む無く,アップ用にリム車を持っていくことに...
この所為で,当日の詰め込みが15分増しでした.
三本ローラーを買うかな…
フリースタート形式
コロナ渦の応急処置ではありますが,良い点も多いと感じました。
お手洗い前の行列はヒルクライムの風物詩みたいなものですが,それが解消されます.
会場入りする時間もバラバラになるので,交通渋滞も減りますよね.
チャンピオンクラス以外はこれで良いんじゃないかな?
問題は,主催者の挨拶とか,ライダースミーティングを一同に行えないことでしょうか.
事前に動画配信するとか工夫すれば,クリアできる気がします.
4. 終わりに
少し燃え尽きた感がありますね.
乗鞍までは少し時間があります.
減量を一区切りにして,我慢していたビールとお菓子をたしなむつもりです.
今回70分で走ってみて、改めてゴールドヒィニッシュの難しさを感じました.
間違いなく,5倍が必要ですね.
30代最後の年となる来年が狙い所です.
気持ちが戻ったら,またトレーニングを積みたいと思います.