下らない話なんですが,勉強になったので記録しておきます.
経緯だけを書くと,こんな感じなんです.
- レンタカーを運転していた
- 路肩に擦った
- レンタカーを返却地点(駐車場)に戻して,レンタカー会社に電話をしたら「現場に戻って110番しろ」と言われた
- 次の日、警察の現場検証を受けた
背景
僕はマイカーを持っていません.
駅前に住んでいて用途が少ないですし、運転も好きではありません.
ペーパードライバーではありませんが、運転するのは月一程度です.
正直、運転は下手です.
一時期とても車酔いに苦しんだこともあって,出来る限り車を遠ざけて生活してきました.
仕事で上司と車で出かける際にも、「お前の運転は怖いから」と助手席に回される程です.
どうしても車が必要なときだけ,timesのシェアカーを使っています.
駐車場に置きっ放しにするやつです.
借りる車はHonda fitなどのコンパクトカーがほとんどですが,この日はたまたまToyota Corolla Fielderを借りていました.
小回りの利かない車に乗っていたことも,トラブルの原因だったと言えますね.
事故発生
トラブルはトレーニング遠征の帰りに起こります.
この日はかなり疲れていました.
レンタカーの返却時間に余裕が無い中で高速が渋滞しており、少しイライラしていたのかも知れません.
最寄りの一つ手前のインターで高速を降り,下道を通る事にしました.
疲れている時って,走っていた方が楽なんですよね,,,
通った道は文字通りの抜け道ですが,自転車のトレーニングコースなので経路は分かっていました.
当たり前の話ですが,自転車で走り慣れている道を車で通ると,道が細く感じられます.
日が落ちかけて視界も悪く,走りにくかったです.
更に悪いことに,背後の車がやたらと寄せて来ました.
最近テレビで話題になっている程の悪質さではありませんが,明らかに,僕を急かしていました.
道を譲って先に行かせたかったのですが,道が細くて出来なかったのです.
若干の焦燥感に駆られる中,コーナーの向こうからバスが来ました.
大きな車体が曲がれきれずに,中央線からはみ出しています.
バスのドライバーはすれ違えないと思った様で,止まってくれました.
これらも止まってすれ違うスペースを探せば良かったのですが,焦っていたせいで冷静な判断ができませんでした.
サイドミラーをたたんで、強引にすれ違いに行きます.
左側に縁石があることはわかってましたが、サイドミラーをたたんでしまって見えません.
バスとの接触を避けて左に寄った結果,「ザラっ」という音が二度ほどしました.
「やってしまった」と思いました.
それでも何とかすれ違って,走り出しました.
すると、先刻まで寄せてきた車がついてきません.
「やっと解放された」と思いました.
暫くすると追いついてきましたが、先刻までの様には寄せて来なくなりました.
僕が車を擦るのを,後ろから見ていたのだと思います.
トラブルに巻き込まれるのを嫌ったのでしょうね.
レンタカー会社に報告
何とか返却場所にたどり着き,車を止めて傷を確認しました.
暗くて良くわかりませんでしたが,大きな傷は見当たりませんでした.
僕が擦ったと思われる車の左側に若干の塗装剥げがありますが,右側にも同程度の傷はあります.
レンタカーなんてそんなものです.
ただ、本当かどうかはわかりませんが,社内アナウンスは「ドライビングレコーダが付いている」と言います.
後でトラブルになるのも嫌だったので,レンタカー会社に電話をして,車を傷つけてしまった旨を話しました.
レンタカー会社の人間が後日車体を確認して,場合によっては修理代を求められるのだろうと思っていました.
ところが,受話器の先のオペレータは「現場に戻って警察に電話しろ」と言うのです.
警察との現場検証
車の傷ばかりに気が行きましたが,路肩にも傷をつけたということで,事故を起こしたことになるのです.
また,レンタカー会社は,保険で車の修理をするのですが,それには警察が発行する事故証明が要るそうです.
既に車は返却地点にあり,事故現場までは1 h位かかります.
既に夜の21時だったので,次の日に現場から110番することにしました.
翌日、前日と同じクルマを(自腹で)借り,事故現場まで移動して110番しました.
110番の仕組みは良くわかりませんが,地元の警察につながるようです.
明らかに土地勘のある警察官の方が対応してくれて,現場に警察官を向かわせるから,その場で待機しろと言われました.
30分ほど待つと,パトカーに乗った2名の警察官が現れました.
向こうも慣れているみたいで,「事件性は低い」と直ぐに分かったみたいです.
淡々と書類を書くような作業を30分程度で終えました.
どうやら擦ったのは車のボディではなく,ホイールだった様です.
縁石側の傷も小さかったので,修理費を請求される可能性は低いと言われました.
現場検証の最後に,警察官から「なぜ直ぐに通報しなかった」かを問われました.
事故発生から12 h程度が経っていて,当て逃げをしたことになるからです.
正直に「事故だと思わなかった.レンタカーを返さなければならなかったので,返却地点まで行って電話を掛けた」と言いました.
自分から連絡せずに,レンタカー会社から傷を指摘されて119番していた場合,お説教が長引いていた感じでした.
「馬鹿正直に傷の報告などしなければ良かった」と思ったりもしましたが,自分なりに見せた誠意を,警察官が評価してくれたことは嬉しかったです.
今回学んだこと
- 慣れない車は借りない
- 返却時間に余裕を持つ
- 寄せてくる車は無視する
- 今後事故に遭った際には、その場で直ぐに110番する
事故は本当に嫌ですね.
遠征の充実感が一気に吹き飛びました(>_<)
ただ,自転車を楽しむ為に,時に車が必要になることも事実です.
この先も十分に注意しようと思います.