室内トレーニング用に,Elite DRIVO IIを導入しました.
これまで,MINOURA製のハイブリット式 Z542を愛用して来ました. やっていたのが主にZwiftのワークアウトだったので,不満を感じる事はありませんでした. MINOURAさんの修理対応も親切でしたし,国産の親近感もあります.
最近,Zwiftレースに出る様になりました. バーチャルとは言えレースです. アタックに反応したりして,これまでに無い高負荷を掛けてしまいます. そんな時,タイヤドライブ式のZ542では,どうしてもローラーの駆動部や自転車のフレームがギシギシ言います. ダイレクトドライブ式のスマートトレーナーが欲しいと思うようになりました.
コロナショックで大人気のスマートトレーナーです. まさか手に入らないと思って駄目元でショップに相談に行ったところ偶然にも店頭に実物(Elite DRIVO II)が在り,「これなら直ぐに買える」と言われ,即決しました. パソコン作って*1大出費したばかりなのに...
という訳で,今回はElite DRIVO IIでZwiftをやるまでのプチ苦労を書きます.
0. スプロケット移植
ローラー用のホイールからスプロケットを移植しようとしたのですが,間抜けなことにスプロケットの外し方がわかりません(笑). 専用工具で外せる*2ことはわかりましたが勿論持っていません(泣). ショップに相談したらところ「工具を買うとお金がかかるから,ローラーとホイールをお店に持って来て」と,提案いただきました. 親切です!!!
僕は自家用車をもっていないので,ホイールだけを徒歩で持ち込んでスタッフさんにスプロケットを外してもらい,ローラーへの取り付けは自分でやる事にしました.
1. 防音・防振対策
「ダイレクトドライブ式は静か」というのが定説ですが,使ってみると案外音がします. DRIVO IIの場合はホイールの代わりにローターが回る構造になっています(多分...他のローラーはどうなのかな). ですので,走っている状態から脚を止めると,ローターが空転してラチェット音が鳴ります. 実走感を生むことは間違いないのですが,煩いです. カンパのホイール程では無いけど...若干過剰演出の様な気がしました.
加えて,ローターの回転が今までにない低周波の振動を生む気がします. 大きな回転体が回っているからでしょう. 耳に聞こえる以上に,近隣に響くと思いました.
2. センサ構成
僕はPionnerのパワーメーターを使っています. 今までは,サイコンを介してパワーとケーデンスをパソコンに飛ばしていました.
スマートトレーナーを使う場合,パワー計測もケーデンス計測もローラーで出来ます. 専用のケーデンスセンサも付いています.
素直にローラーの機能を使う選択肢もありましたが...
- トレーニングを一元管理するために,Cyclo-sphereには引き続きログをアップしたい
- ローラーをやるときにわざわざ専用のケーデンスセンサを付けるのは面倒臭いので,ケーデンスは引き続きPioneerで計測したい
という思いから,こんな感じでのセンサ構成で使うことにしました.
この構成,Zwiftの画面にはローラーの,サイコンにはパワメの計測値が表示されます. 当然というか,2つの値には微妙に差があります. 今回のケースでは,踏み込んだ時のパワー値がローラー計測の方が5~10 W程大きかったです. 気にはならないんですが,気にならないならパワー計測もパワーメータを使えば良いじゃん,と言うことも出来ます. 贅沢な使い方です.
3. Zwiftとの接続
Zwiftから検索を掛けてみると,スマートトレーナーとパワーメーターに複数の候補が見つかりました.
調べたのですが,オフィシャルな情報が全くありません. 仕方が無いのでYoutubeに訊いてみました. 説明してくれている人がいたのですが,内容がバラバラなのです(><)
この人*3は,FE-Cを選べと言っています. 早口で聞き取れないのですが,「FE-Cはfitness efficient controlの略で,標準的で全てにお勧めだ」と言っていると思います.
この人*4は,Real Trainerを選べと言っています.
ただフランス語(?)でしゃっべいるので,何を言っているか全くわかりません.
取り合えず英語の方を信じて,スマートトレーナーには「FE-C」を選びました. パワーメーターは「PWR」で間違いないと思います. これ以外を選ぶと,パワー値が表示されませんでした.
4. Zwiftしてみる!!!
正しいかどうかは判りませんが,動きました. 初頭的な感想は,「実走感はあるけど,案外煩い」です. これまで以上に防振対策を整えて,近隣に配慮する必要があるかもです.
5. 結び
未だ動かしただけの段階なので,これから色々試してみようと思います. ワークアウト中のERGモード等,噂に聞く機能にも興味が湧きますね.
「バーチャルのライドやレースなんて...」と敬遠してきた面もありますが,やってみると楽しいものです. コロナショックの影響を受けた形ではありますが,せっかくなので有効活用しようと思います.
リアルのレースは何時になるのやら...