オッサンはDesktopが好き

自作PCや機械学習、自転車のことを脈絡無く書きます

トラックボール Perixx PERIMICE-720

 こんにちは.changです.

 トラックボール Perixx PERIMICE-720を購入しました. 1ヵ月程使ったので,今までに使ったトラックボールとの比較を含めて感想を書こう思います.

0. トラックボールとは?

 一度はご覧になったことがあるでしょうか. ボールを指で転がして使う変則型のマウスです. 正直,普通のマウスよりも不便ですし,手も疲れるんですが,,,昔から愛用しています.

 トラックボールの特徴は↓↓↓だと思っています.

  • マウスパッドが要らないので,机を広く使える
  • 細かい作業,特にドラッグ & ドロップが疲れる
  • ひねくれ者の心を惹きつける

1. トラックボール遍歴

 思い出せる範囲で回顧してみました.

(1) Elecom 人刺し指式

 大昔に使っていたので現物は存在せず,写真も残っていません. 型式もうる覚えなのですが,多分これ*1の旧版だと思います. 人刺し指式というと,当時はMicrosoftが主流だった様に思います. 僕はひねくれ者なので,敢えてこっちを買ったのです.

 人刺し指と中指でボールを転がし,親指で左右のボタンを操作するのが一般的かと思います. 僕の場合は,薬指で左ボタン,親指 or 小指で右ボタンを操作していました. ボタンの割り当てには専用のソフトが要るので,Windowsで使っていたのでしょう(記憶が曖昧).

 Windows限定ということは,修士論文をこれで書いたのかな??? 細かい絵を描いていると腕が痛くなってしまって普通のマウスに替えるという,間抜けなことをしていました. でも,薬指でクリック出来るので,ドラッグ & ドロップの安定感は高かったです.

(2) Logicool M570

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Logicool M570.洗練されたデザインで愛着がわきます.

 博士課程に進学した頃に使い始めました. ワイヤレスマウスが珍しかった(?)当時,5000円程で手に入るこいつに飛びついた記憶があります. 初代は壊れてしまい,2代目を会社で使っています. 壊れやすいという意味ではありません. それぐらいにヘビーに使ったということです.

 正直,親指型ならこれ一択で良いと思います. それ位に使い易く,安定感があります. 軽くて持ち運びがし易いので,ノートパソコンとの組み合わせで仕事に使うのに適しています. 何といっても恰好良く,高級感があります.

 人刺し指から親指に替えた頃は,ドラッグ & ドロップに苦労しました. 人刺し指をロックした状態で親指を動かすというのが,身体の構造的に疲れるのでしょうね.

(3) Kensington Orbit Trackball with Scroll Ring

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Kensington.左手で使える希少モデル

 現在のお気に入りで,自宅のWindowsマシンで使っています.

 魅力は左手で使える事です. 僕は右利きですが,マウスを左手で使うことが多いです. 右手で使う筆記用具などが,机の右側に溜まるするからだと思います. 人差し指と中指でボールを,薬指で左ボタンを,親指で右ボタンを操作しています.

 手首を使ってボールを大きく動かせるので,大きなモニタとの相性がとても良いです. 昔の金庫のダイヤルみたいなスクロールリングも,以外に使い易いです. 薬指でクリックできるので,ドラッグ & ドロップも楽.

 欠点は有線しか無いことですね.

(4) Digio2 Q MUS-TBLF132R

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Digio2.蛙みたいなデザインが可愛い.

 M570の2個目を買う前に一時期使用していました. コンパクトで可愛らしいデザインなんですが,,,手にフィットしませんでした. 手のひらの支えが無く,親指の姿勢もキツいです. ヘビーユースには向かないかもですね.

1. Perixx PREMICE-720

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Perixx PREMICE-720.紫のボールが斬新.

 やっと本題です(笑). ドイツ製という事もあってか,全体的に武骨な印象です. 作りというか,素材感というかが若干安っぽい感じがします.

 Linux(Ubuntu 18.04LTS)で動くのかが不安でしたが,全く問題ありませんでした. 子機をUSB端子に刺すだけで動作します.

 ボールが紫というのが斬新ですね. Amazonを見ると,交換用のボールが色々なカラーで買えるみたいです. M570に比べるとデカいので,持ち運びには向かないですかね. その意味で,在宅作業用への導入は成功かも知れません.

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中央のボタンでアプリを切り替えられます.Alt + tabよりも良いかも.Linuxでもちゃんと動きます.

 使い勝手は良くも悪くも無いといった感じです. アプリの切り替えボタンは便利ですが,慣れてない(Alt + tabが沁みついている)のであまり使っていません.

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角度変更用の付属パーツ

 角度を変えられる下駄みたいなのが付いてきますが,デカい図体が更にデカくなって邪魔なので使っていません.

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背面.周波数帯の切り替えスイッチがある.DPIおそらくボールの感度.過剰な滑り止めが気に入らない(笑)

 周波数帯を変えることで,2つのパソコンに繋げる様です. 現在の僕のデスクは左にサブ(Windows)用のKensington,右にメイン用のPerixxという状態なので,一つにまとめられるのは良いですね(^^). 未だ試していませんが,スイッチが背面にあるのが少し不便かな...

 しっくり来てないのが吸着力が強すぎる滑り止めです. 僕はパソコンデスクで食事を取ることが多いので,トラックボールと言えど,机に固定したくは無いのです.

 比較レビューを書こうと思ったのですが,人差し指式のElecomとKensingtonとは比べようがありません. 親指式ということではLogicoolが対抗馬ですが,,,既に書いてしまった通りです(笑). 今回の趣旨とは異なりますが,人差し指式か親指式かを問うならば,僕は人差し指派です.

2. むすび

 道具を変えて気分を変えるのは好きです. 王道のLogicoolから離れてみるのも楽しいですね.