こんにちは.changです. iPhoneの写真アプリが「iCloudの容量を増やせ」と言ってくるのが鬱陶しくなりました. 素直に課金するのも癪なので,データをOneDriveに移動してみました. こんなケチな事,誰もしない気がするけど...
0. HDDとクラウドストレージ
Note: 本題とは関係ないので,読み飛ばしてください.
オッサンなので,ストレージと言えばHDDを思い浮かべます. 今や,テラ要領のHDDが1万円を切って買える時代になりました. 「保存用とバックアップ用に外付けHDDを複数持つ」なんて事も簡単にできます. これで困る訳ではないのです.
ただ,あたかも現状を不便であるかのように感じさせるのがメーカーの仕事でもあります. せちがないですが,そういうものです.
顧みてみると,メーカーも巧くやったものだと思いました. 私見ですが,HDDを時代遅れ(不便?)に感じさせるきっかけを作ったのはクラウドでは無く,SSDです. SSDは,所謂フラッシュディスクです. HDDの様に円盤が回っていないので静かですし,書き込みも高速です. サイズも小さいので,薄型のラップトップに向いています.
SDDのデメリットは容量の小ささです. 最近は大容量タイプも安くなりましたが,それでも,SSDで扱えるのは512GByte迄でしょう. このため,デスクトップではシステムファイルをSSD,データファイルをHDDに入れるのが一般的です. 僕もそうしています*1. でも,薄型のラップトップやタブレット,スマートフォンではそんなことはできないですよね. MicrosoftやAppleはこれを利用して,画像や動画の保管にクラウドストレージを強制します. 端末の小型化⇨フラッシュディスクの採用⇨クラウドストレージの強制という様に,SSDでワンクッションしてからクラウド推しに行ったところが,メーカーの戦略なのです.
HDDを使い続けることも出来るのです. メーカーは端末からUSB端子を排除して外付けHDDに繋ぎ難くしてますが,繋げないことはありません. iPhoneであっても,パソコン側にデータを移行できます. 大きめのノートパソコンかデスクトップとの併用にはなってしまうのかな? iTuneを使わずに単純にデータをコピーすると,アプリとの互換が崩れるのも不便と言えば不便ですね.
天邪鬼な僕は,メーカーの思惑に易々と乗るのが嫌いです. ただ,エンジニアの端くれとして,時代の流れに追従することも必要だと思います.
1. iCloudとOneDrive
iCloudとOneDriveの違いを,僕は良く解っていません. 知っているのは,iCloud=Appleのサービス,OneDrive=Microsoftのサービスということ位です. 元々OneDriveに課金していたからという理由で,今回はiCloudからOneDriveにデータを移動します.
ちなみに,クラウドサービスの特徴は色々な記事で紹介されていました*2*3. 僕は純粋なMacユーザでは無くWindowsとLinuxも使う為,OneDriveという選択は間違ってはいない様です.
2. データ移行
手順としては単純で:
滅茶苦茶面倒臭かったです😵.以下,めんどくさかったトップ3:
第1位: OneDriveの同期
時間がかかるので,就寝中にすると良いでしょう.
第2位: 写真の管理
上述したiTune問題と同じで,iPhoneの写真アプリが勝手にやってくれた日付毎の表示とか,思い出作成とかはできなくなります.
僕はこんな感じ↓で月毎にフォルダ分けしました.
第3位: HEICの変換
まだ直面していないのですが,MicrosoftのサービスにHEIC形式の画像を入れることになるので,Windowsから画像を使う際にはjpeg等に変換する必要があると思います.
3. 結び
素直にiCloudにも課金した方が良いと思いました(笑). 当然ですが,そう思わせるような作り方にAppleはしますよね. 今回費やした時間を考えると,サブスク料金だって高くはないでしょう. ただ,幾つものサービスに課金して毎月の支払いをチェックするのは面倒臭いですよね. やっぱり,経費でHDDを買うのが一番楽だなぁ.