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JBCF東日本ロードクラシック修善寺, E3 18位&26位

 こんにちは.changです.

 JBCF東日本ロードクラシック修善寺のE3クラスタに出走しました. 結果は1日目18位,2日目26位. 初めての実業団レースで,充実の2日間になりました.

愛車のIzalco max.今回も良く走ってくれました❤️

1. JBCF

 全日本実業団自転車競技連盟(Japanese Bicycle Club Federation)は,国内最高峰の自転車ロードレースシリーズであるJプロツアー(JPT)の運営団体です*1

 僕が走ったJエリートツアーはJBCF配下のアマチュアカテゴリーで,強豪ホビーレーサーやプロを目指す若者が数多く参加しています. 僕が走ったE3はJエリートツアーの一番下のクラスになります. レースで成績を出すことによって上のE2,更に上のE1に昇格できます.

 今回初めてJBCFレースに参加し,今まで走ってきたホビーレースとの違いを幾つか目の当たりにしました. せっかくなので記録しますが,長くなったので末尾に回しました.

2. レース準備

 富士ヒルの翌週だった為に身体の調子は良かったのですが,,,正直,気持ちは切れていました. 暴飲暴食等はしませんでしたが,約1ヶ月のピーキングが終わった解放感に浸っていました.

レース3日前.富士ヒルから1週間での参加は少し詰め込み過ぎました
💦

 また,インターバルに対する耐性に不安がありました. ヒルクライム前はタイムトライアル的なトレーニングを重視した*2からです. 1週間で修正が効くものではないので,なすがままで臨みました.

3. レース当日

 会場は伊豆CSCの5 kmコースです. 何年か前に都ロードで走った時とは逆の右回りで,7周回でした. 35 kmは僕には短めなので,出し惜しみせずに初めから全力で行くつもりでした.

 JBCFの特徴の様ですが,会場入りからスタートまでの時間がタイトでした. 試走時間も短かったです. このため早めに現地入りし,ベロドロームの駐車場でローラーをやりました. 他にやっている人が不思議といなかった...

(1) Day1

 試走を1周で切り上げ,早々に整列しました. この所為で,2列目の好位置からスタート出来ました. チームメートの助言に感謝です.

 マスドスタートなのでスタートと同時にかっ飛んで行きます. クリートを付け損ねる選手がいたりして少しアタフタしましたが,無事に走り出します.

 入りの登りでいきなりセレクションがかかります. 心拍がいきなり上がってダメージを受けましたが、なんとか先頭に付いて行きます.

 今回もと言うか,コーナーに苦しみました. 降りながら右→左と曲がる2段階コーナーが2箇所あるのですが,かなり怖かったです. 落車も(おそらく2名)あったことから,難易度は高かったと思います. 1件は僕の直ぐ背後でした. 近くで落車が起きたりすると,どうしても降りのリズムが悪くなります. 余計な脚を使ってしまいました.

 最終周まで先頭に残りましたが,登りで仕掛ける余裕はありませんでした. 後半の登りで離れてしまい,ゴール争いには絡めませんでした.

(2) Day2

 入りはDay1よりも緩やかだったものの,似たような展開でした. Day1で勝ったEQADSの選手が積極的に動きます. 公式リザルトを見るとU19なので高校生なのかな? 日本の未来を担う若者とレース出来るなんて素晴らしいです‼️ レース中はオヤジ狩りに遭っている心境ですけどね...

 登りで仕掛けてやろうと思い,5周回目は集団の前方(2番手か3番手)で入ります. ところがと言うか,脚が重くて前に出られません. 逆に,前述のEQADSの選手にアタックされて脚を使ってしまいました😫 レース後半の登りでアタックを狙っているのは皆同じです. その中で差を付けるには相当の覚悟が要ると感じました.

 6周目後半の登りで先頭から千切れてしまいます. 降りで何とか追いつきましたが,最終周にレースをする脚はありません. この日は力負けでした.

4. JBCFレースとホビーレースの違い

Note:
ここでは、今まで紹介してきた富士チャレや富士ヒルをホビーレースと呼びます.

(1) チーム登録

 ホビーレースはお金を払えば誰でも,個人で出場できます. それに対して,JBCFレースに出るには,連盟に登録する実業団チームに所属している必要があります. 僕の場合は,元々所属していたショップチームが実業団登録をしていたので苦労しませんでした.

 実業団チームへの所属が無いけどJBCFレースに出たい方は,自分で実業団チームを作るか,既に存在する実業団チームに加入する事になります. 前者はなかなか大変みたいです.

(2) JCF選手登録

 個人としても,選手登録をする必要があります. ややこしいんですが,登録先はJBCFでは無くJCF(日本自転車競技連盟)になります. 住んでいる地域(おそらく県毎)の連盟に登録します. 年会費が9千円かかります. 初回登録はもう少し高かった気がします.

 注意点として,実業団チームが既に存在する状態で,チーム名を明記して登録する必要があります. 登録時にチーム名の入力を間違えたりすると,面倒な事になります.

 登録すると,2週間程でライセンスカードが送られてきます. 取得した個人ライセンスをチームの運営者に伝え,チームメンバーとしてJBCFに登録することでJBCFレースに出られる様になります.

(3) エントリー

 ホビーレースは個人でエントリーしますが,JBCFレースはチームとしてエントリーします. 具体的な事を言うと,エントリーページに個人では入れません. 僕の場合はお店のスタッフさんにお願いしました.

 エントリーフィーは個人に発生します. 今回はスタッフさんが個人的に立て替えて下さいました. お店の売り上げに貢献しない作業になってしまうので,もう少し良いやり方を模索したいところです.

(4) アテンダント

 連盟から資格を授与されたアテンダントの帯同が必要になります. チームの監督や(若い選手の場合には)親御さんがアテンドする事が多い様です.

 選手がアテンダントを兼ねる事も出来ます. チームから1人で参加するでも,その選手がアテンダント資格を持っていれば出場が可能です.

 僕はアテンダント資格を持っていない為,他店のチームメートにアテンドして頂きました. お任せしてしまったので良く解らなかったですが,アテンドとしての受付や,マネージャーミーティングがあった様です. 大変お世話になりました.

 アテンダント資格はライセンスの更新時に取れるそうです. 来年は取得しようと思っています.

(5) 機材関係

 規約に基づいた検車を受けます. 影響するのは,UCIの車重6.8 kgルール位かと思います.

 冒頭の写真にも写ってますが,計測チップに加えて,ナンバープレートをバイクに付けます. プレートは受付で渡されます. バイクにプレートを固定する金具は自分で用意する必要があります. チームメートの助言を受けて,慌てて購入しました.

ナンバープレート.D型シートポスト対応のレックマウントを買いました

 ゼッケンは2枚で,布製で高級感があります. 注意点としては,安全ピンは持参です. 安全ピンで固定する規定自体が無いのかな? 僕は通常通りに両面テープと安全ピンを併用しました.

 今回驚いたと言うか困ったのが,日除けのアームカバーとレッグカバーが違反だと言われた事です. 仕方が無いので外しましたが,,,裸にされた気分でした. 僕は25年以上身体を焼いた事がありません. Day 1は曇っていたので大丈夫でしたが,炎天下だったら大変な事になっていたと思います.

 2日目は「紫外線アレルギーだから」とアピールして,アームカバーだけは認めてもらいました. 脚には日焼け止めを塗りました. レースには様々な体質の方が参加されています. 女性の方もいらっしゃいます. バリアを少なくして頂けると,より多くの方がレースを楽しめると思いました.

(6) 選手のレベル

 先頭集団の速さで言うと,先日出場した富士ヒルのゴールド集団の方が上だったと思います. 事実として,ホビーレースを勝つ方の多くがE1選手です. ホビーレースの先頭集団で走れる脚があれば,実業団でも通用すると思います.

 ただし,JBCFレースにはマイペースで走る方とか,完走目的で走る方はいません. 周回遅れになったら足切りなので当然です. リザルトを追求するガチ勢しかいないという事ですね. なので殺伐とした空気は多少ありましたが,,,僕は嫌いでは無かったです. 確かに,たまに強い言葉が飛んだりします. でも,他の選手に対するリスペクトや安全に対する意識は,ホビーレースよりも高いと感じました. 先頭集団で走るのが好きな方は,JBCFレースを走ると良いと思います.

(7) ステータス

 一寸変な話ですが,ホビーレースをロードレースと呼ばない文化があります. 富士ヒルであればヒルクライム,富士チャレであればエンデューロに属するとされます. 競技では無いという訳です.

 以前に山中湖サイクリングクラシックに出場した際に,ロードレース経験を求められました. ヒルクライムエンデューロでは駄目という旨の記述が,出場規約にありました. 沖縄も同じらしいです.

 個人的には,ホビーレースだからレースじゃないとは思いません. ただ,ホビーレースには様々なモチベーションの方がいらっしゃるのは事実です. 曖昧さを含まずに「自分は競技をやっています」と言えるだけのステータスが,JBCFにはあるという事です.

4. まとめ

 連チャンで少し疲れましたが,,,最高に楽しかったです😀 来月の石川にも出たいとか思っているのですが,E3カテゴリがあるのかな...?

 今回再認識したのですが,ヒルクライムよりもロードレースの方が楽しいです. 直近の数年間はその思いから練習方法と機材を変えてきました. その事が間違いではなかったと,今回のレースで強く感じる事が出来ました. これからの自身にとって重要な2日間になるかも知れないですね.