オッサンはDesktopが好き

自作PCや機械学習、自転車のことを脈絡無く書きます

2023年を振り返って

 こんにちは.changです.

 早くも年の瀬です.今年も1年の振り返りを書きます.

1. 目標の達成度

 1年前に掲げた2023年の目標*1の達成度を自分なりにですが評価しました.

(1) JBCF E1昇格

 未達成です*2. それどころか,E2でリザルトを出せずにE3に降格してしまいました. 来季はイチから出直しになります.

 結果を残せなかった理由は色々あります. 勿論,純然な力不足が一番の原因です. また,特に初戦*3では"E3と大きく変わらないだろうという"油断と,そこから生まれる守りの気持ちがありました. (特に実業団のコースレイアウトで)力を貯めてレースをする程の脚は僕にはありません. 挑戦する気持ちをまた新たにして,来季,出来ればシーズンの序盤にE2に戻れる様に頑張りたいです.

 運が悪かった部分もあります. 先ず,(富士ヒルとのバッティングで)得意としている修善寺に出場出来ませんでした. 最も狙っていた石川には怪我で出られませんでした. 苦手としている逆周りの群馬でまた雨が降ったのも,間が悪かったですね.

 来季のレース日程が発表になりました*4が,なんと1番アプローチが楽な修善寺がありません(..). 石川は沖縄直前の10月末で出場が微妙な上に,来季で最後になるそうです. ほぼ群馬しか出られない... JCLが撤退した*5のでJBCFには頑張って欲しいところですが,相変わらず将来性の見えるプランを建てられないですね. この調子だと,再来年からは実業団登録を止めるかも知れないなぁ...

 もし,実業団を走るのが来年で最後になるとしたら,僕がE1を走る機会は消滅するでしょう. 1シーズンの間にE3からE1に昇格するのは,僕の脚では難しいからです. 年齢的にも,一度離れた実業団に出戻って来る事はないと思います. その判断は2024年の間にしよう思います.

 正直,実業団のコースってつまらないのです. (単騎で)地方に遠征するのが大変だし,お金も掛かります. 沖縄を勝った井上選手も実業団レースには参加せずにトライアスロン*6をされています. 実業団レースに拘る必要な無いのかも知れないです.

(2) ツールド沖縄市民210 kmで20位以内

 去年よりも少しだけ順位を上げたものの43位に終わった*7ので,未達成です. 正直,これは非常に高い目標で,1年で成し遂げられるとは思っていませんでした. むしろ,今年は怪我を乗り越えて良く走り切ったと思います. 来年,またチャレンジします.

(3) 研究の発信

 達成しています. 仕事の事なので詳しく書きませんが,勤め先のYouTubeチャンネルで動画発信を始めました. 前からやりたいと言っていて,やっと形にする事が出来ました. 会社の仕組みの中でやる事なので調整事に時間が掛かり,動画を公開出来たのは12月になってしまいました. ここに書いて良いのかアレですが,隔週公開で3ヶ月単位のシリーズを撮っています. 基本的な技術紹介をメインにしながら,シリーズの後半では学会発表レベルの内容を紹介します. 2024年はこれを頑張りたいと思っています.

 反面,このブログ内での技術記事はめっきりと減ってしまいました. 仕方がない部分もあるのですが,個人だからこそ書ける内容もあるし,会社の後押しが無いと出来ない仕事ばかりしていると研究者として腐ってしまいます. 個人としての発信にも,時間を使っていきたいです.

2. 2023年のトピック

(1) 交通事故

 6月に交通事故に会い,人生初の骨折を経験すると共に,絶対的な信頼を寄せてきた愛車Izalco max discを失いました*8. これが今年一番の出来事です.

 勿論,怪我をしたくなかったです. お金の処理(保険屋さんとのやりとり)等,精神的な苦痛も大きかったです. ただ,今となってみれば貴重な経験になりました. 下手をすれば死んでいた事故だったので楽観的になり過ぎては駄目ですが...

 先ず,怪我をしてもローラーは出来ます*9. 事故の直後は骨折が発覚していなかった事もあり,怪我をした3日後にはローラーを開始していました. 日常生活に痛みがある中でも,ローラーは意外と出来てしまいました. 地面からの衝撃が無いので,身体への負荷が小さいのでしょう. 怪我をしたプロ選手が直ぐにトレーニングを開始する記事を良くみますが,理屈が解った気がしました.

 事故がきっかけでバイクを乗り換えた(正確に言うと,フレームとハンドル,前輪ホイールを買い替えて組み直しました)のも,転機になったと思います. 失ったIzalco maxを本当に気に入っていました. しなやかな乗り心地が僕に合っていたし,カラーも好みでした. 2台続けてFOCUSを選んでいたという思い入れもありましたね.

 乗り換えたMERIDA Reactは4月に試乗していました. ショップにゆかりのあるMERIDAの営業の方の計らいで,かなりガッツリと試せていました. このフレームだったら直ぐにレースに使える事,僕に合うのはXXSサイズである事が判っていました. あの試乗会が無かったら,シーズン中のレース復帰は果たせなかったと思います. 巡り合わせだったのでしょう.

 書こう書こうと思ってインプレを投稿出来ていませんが,MERIDA Reactは所謂エアロロードで,どちらかと言えばスプリンター向きのバイクです. 実際,そこそこ重さがあります. しかし,乗り心地は非常に優しいですし,バイクを振りやすいので(長くない)登りにも対応出来ます. 復帰後にそこそこの成績を出せたのは,このフレームの助けが合ったからだと思います.

 タイミング悪く,数年前から気になっていたIzalco max discのニューモデルが発表されました*10. マジでタイミング悪いwww. 既にイベントで少しだけ乗っていて,年明けにショップでちゃんと試乗する予定です. フラットな気持ちで試乗するつもりですが,,,来季もMERIDA Reactに乗る事になると思います.

(2) レース成績

・赤城オフロード3時間耐久 → 3位*11
・しもふさクリテリウム 2時間耐久 → 4位*12
修善寺CSC 5時間耐久 → 優勝
ツールド沖縄市民200km → 43位

 実業団では結果が出せなかったんですが,過去最高リザルトと言っても良いと思います. 特に,赤城オフロードの耐久は何年か前から狙っていた*13ので,結果を出せて嬉しかったです.

 今季の結果をみて改めて思った事ですが,僕は長時間を淡々とマイペースで走り続けるようなレースに向いている様です. 赤城の入賞は,スタートダッシュに参加せずに黙々とマイペースを刻んで順位を上げていった結果でした. 修善寺も同じです(一番の勝因は沖縄を勝った強豪レーサーが落車リタイヤした事). ロードレースの駆け引きは大好きなんです. しかし,実業団の様な周回レースでは,どうしてもインターバルの掛け合いと下りの責め合いの繰り返しになってしまいます. 僕の特徴ではどうしても順位に絡み難いです. 来季もロードレースを続けますが,少しアプローチを変え,今まで出ていなかったMTB耐久や多種目競技にも挑戦したいと思っています.

(3) 研究

 ブログ記事は殆ど自転車ネタだけになってしまいました. 年初に作ったLinuxもあまり使えませんでした. Windows OSから脱却してやろうと意気込んだのですが,,,来年(の序盤)に是非達成したいです!

 プライベートでの研究が減ったのは,仕事が充実しているからです. 9月には国内で学会発表をしました. また,上述した様に勤め先のYouTubeチャンネルを借りて研究紹介をはじめました. 来年には少し大きなブレーキスルーを起こせそうな状況にもあります. 学生時代依頼になりますが,査読付きの学術論文に挑戦したいですね.

(4) 40代

 年の前半に誕生日を迎え,2023年の大半を40代として過ごしました. 急な衰え等を感じず,結果としては何てこと無かったです. むしろ,自信のピークは未だ先に在ると思っています.

 一般論として,研究者のピークは40代から50代に来るのでは無いでしょうか? 日本の働き方だとどうしても管理職的な事をやらされてしまって残念ですよね. 経験を積んで油の乗った研究者がもっと自信でソースを書いたり,論文を書いたりするべきです. そうしないと,日本のアカデミックのベースは下がり続ける一方でしょう.

 また,僕が自転車競技を始めたのは(おそらく)34歳のときです. 日が浅いので,未だ伸びしろがあると思います. 僕のFTPは5倍そこそこ*14なのでもう少し上がりそうです. レース経験や技術については底が来ませんよね.

 老害オヤジになるつもりはありませんが,来年も凸って行こうと思います!

3. 2024年の目標

・大滝(ルフ・ディスカバリー・アドベンチャーin 王滝クロスマウンテンバイク)の年代別で表彰台
デュアスロンに挑戦
・査読付き論文の投稿
Windows OSを捨てる

4. むすび

 2024年も宜しくお願い致します.