オッサンはDesktopが好き

自作PCや機械学習、自転車のことを脈絡無く書きます

Stravaを使ってチェーンとタイヤの走行距離を管理する

 こんにちは.changです.

 自転車に乗っていると消耗品,特にチェーンとタイヤの交換時期が気になります. 「何千 km乗ったら交換」とか良く聞きますが,自転車を複数持っていたり,1台の自転車の中でも異なるタイミングで部品を変えていたりすると管理が大変です. これをStravaを使ってやってみます.

1. 目標

下記を想定します.

  • 複数台の自転車を所有している
  • 同一自転車で異なるホイールやタイヤを組み替えながら使用している
  • 同一自転車に異なるタイミングで交換したパーツがついている
  • 今回管理するのはチェーンと前後のタイヤとする
  • Stravaを使用する

Note:
Garmin Connectに部品ごとの走行距離を測る機能があるみたいです*1Garminを使っている方はそっちを使った方が楽かと思います.

2. ギアの登録

 プロフィールのギアを使います.

車種毎の統計を管理する機能なのだと思いますが,少し凝った使い方をしてみます

 自転車のニックネームを,単純な自転車名ではなく使用部品が判るものにします. 今回はチェーンと前後のタイヤを管理するので,例えば下記の様にします.

chain02Apr2022,pir02Apr2022_1,pir02Apr2022_2

 暗号みたいですが💦,,,

 2022年4月2日に交換したチェーンと,2022年4月2日に交換したピレリ(1)と,2022年4月2日に交換したピレリ(2)という意味です. チェーン,前輪タイヤ,後輪タイヤの順で並べるようにしています. この例ではオーバーホールで全パーツを同時に替えていますが,例えばタイヤだけを替えたりとか,前輪を後輪に移植した場合も同様のやり方で名前を付けます.

3. 走行距離の見方

 僕のギヤです. ロードバイクを2台持っていて,ホイールとタイヤを決戦用と練習用で分けたりしているので,登録数が多くなっています.

数が多い&ニックネームが長くて見切れてますね🤔

 例えば,先日紹介した20Wロスチェーン*2は:

先日交換したチェーン.8850 kmも乗れば伸びて当然です

8850 km使用した事がわかります.

 また,最近減ったと感じている練習用のコルサは:

見切れていて見にくいですが,前輪から後輪に移植し,更にチェーン交換も跨いで使用してきた事が分かります

3907 km乗っています.替え時ですね.  

4. 終わりに

 無理やり感がありますが,何とかやれそうです. 今回は過去のログを遡って編集したので大変でしたが,ギアを登録してある状態で日常的にログを触れば手間にはならないと思います.

 ただ,この方法で管理できるパーツは3つが限界と感じます. また,理想的には走行距離では無くて仕事量で管理するべきだと思っています. FitファイルをPythonで解析すれば出来そうですが,Stravaではログを一括ダウンロードしようとすると退会騒ぎになる様です*3. 日毎のログにタグを付けて,後日タグ毎の集計を出す様な機能を付けて欲しいなぁ(無料版でwww).

袖ヶ浦サマーサイクルフェスタ2h,DNF

 こんにちは.changです.

 袖ヶ浦サマーサイクルフェスタの2hエンデューロに出場しました. 結果は落車に巻き込まれてDNF. 正直思い返したくも無いのですが,レースで転んだのもDNFしたのも初めての経験なので,記録します.

1. 出場経緯

 前週に行われたJBCF石川ロードレースに出たかったのですが,残念ながら今年はE3クラスがありませんでした🥲 翌日の古殿には出られたのですが,40 kmそこそこのワンレースを走りに福島まで行くのはキツいと思いました. 消去法みたいでアレですが,アプローチし易くてそこそこの距離を走れる袖ヶ浦を選びました.

2. 起こった事

 スタート直後の出来事でした.

 サーキットのレースでは1周目がローリングになる事が多いです. 今回は1周目全体がローリングではなく,中腹位から審判車(オートバイ)の合図を伴ってのリアルスタートでした. 集団の前方に位置していたので,審判の合図は良く見えていました.

 落車が起きたのは,リアルスタートの直後です. 公式コースマップ*1で言うところの8コーナの入り口でした. レース開始から100 m位しか走っていないと思います.

 集団のほぼ最前列でした. 最前列はマトリックスパワータグの選手だったので,2列目でしょう. 少し話す機会があった安原監督も「自分の直ぐ後ろだった」とおっしゃっていました. 集団の左前方で落車が起き,将棋倒しみたいな感じで前方の選手が次々と右に倒れてきました. 僕は4列目位に付けていて,すぐ前にいた方が目の前に倒れてきたのを避けられずに落車しました. 10名程が巻き込まれたと思います.

 経験上,落車後は興奮状態になって痛みを感じません. 一度路肩に出て,冷静になろうと思いました. 大きな怪我が無いことは直ぐに判りました. 自転車も,チェーン落ちとハンドル(というかステム)が明後日を向いている以外に大きな損傷は無い様でした. チェーンをはめ,ハンドルの向きを直して再スタートしました.

 走ってみると前輪に違和感を感じました. 急いで治したハンドルにも不安があったので,ピットインして大会メカニックに診てもらう事にしました. 前輪の違和感はブレーキローターの歪みかと思ったのですが,特に異常は無いと言われました. それで再度スタートしたのですが,500 m程走ったタイミングで前輪がパンクしている事に気づきます. 転倒した方に前輪から突っ込んだ時にリム落ちしたのでしょう. コースの中ほどでぺったんこになってしまい,歩いて再度ピットに向かいました.

 工具が無くてバルブエクステンションの移植に手こずってしまいます. 再びコースインする頃には,レース開始から30分が経っていました.

3. 再スタート後

 身体の反応を確かめながらしばらく走った後,追いついて来た先頭集団に乗りました. 並走しながらジョインしたので,少し怒られたりもしました. 集団の最後尾に着くべきでしたね. ただ,ある程度速度を上げておかないとプロ選手が引く集団には付けません. こちらだって自分の過失で遅れたのでは無い訳で,,,💦 本当に落車を減らしたいならラップ遅れになった時点で足切りにされるべきですが,ホビーレースでは難しいですね...

 集団では30分程走りました. セレクションがかかって既に20名ほどになっていました. マトリクスの選手がかなりペースを上げた様です. 走っていて楽しい集団でしたが,軽い頭痛を感じるようになり,首に違和感もあったのでDNFしました.

4. リタイヤした後

 救護室に行ってアイシングを受けました. 手当をして下さったスタッフさんから「手や足に痺れが出るようなら病院に行け」と指示を受けました.

 同じ落車に巻き込まれた方も何人かその場にいました. 骨折の疑いがあるという話も聞こえましたし,救急車で搬送された方もいました. 僕は軽症で済んだのだと思います. 大きな事故だった所為か(おそらく保険を使う関係で)警察官も来ていて,僕も少し話を訊かれました.

 救護室のベンチから,一緒に参加していたクラブメンバーが先頭集団で頑張っているのを観ていました. 次はあの場に居ようと思いました.

5. 落車回避について

 正直,今回の落車は運が悪かったと思います. 自分の技術で避けられる様なものではありませんでした.

 反省点を挙げれば,集団の中央に入って行き場を失ってしまったのが不味かったです. 特にレースの開始直後は,位置を変え易い外側に居るのがベターです.

 元も子も無いことを言えば,「誰でも出られるエンデューロ」等は避けるというか,卒業するべきなのかも知れません. その理由で,チームメートが参加していた日産スタジオのイベントをスキップしていました. 今回もエンデューロでは無くエリートクラスを選ぶのが正解だったのかも,と今は感じています. それをすると実業団しか出られなくなるし,長距離のレースを走るのも難しくなるので,,,何だかなぁです🤔

 僕自身も初心者でしたし,今も初心者に毛が生えた様なレベルです. お祭り感があって気軽に参加できるサイクルイベントには感謝の気持ちしかありません. これも元も子も無いけど,所謂ガチ勢と,クリートの扱いにも慣れていない様な初心者が一緒にレースをする事には無理があります. 偉そうな事を言うつもりは無いのですが,出るのを止めるとまで言わなくても,あまりカッカしないで走っても良いかと思いました.

6. まとめ

 軽くトレーニングから帰ったところですが,身体に痛みはありません. これが何よりです. このご時世に医療機関の世話にならずに済み,ホッとしています. ヘルメットと,ヒビが入ったクランクの交換がそこそこ出費ですが,,,😓 群馬CSCで借りを返そうと思います🔥

データファイルを維持したまま,Ubuntuを20.05 LTSにアップデートする

 こんにちは,changです.

 前回失敗してしまった*1ので,再トライです. Ubuntuを20.05LTSに更新するに当たり,せっかくなのでデータファイルを維持したままやってみます. ほぼ自分用のメモですが,PC自作一般論も踏まえて記事にします.

1. システムファイルとデータファイル

 スマフォ世代の若者にとってはもはや死語かも知れませんが,システムファイルとデータファイルという概念があります.

 システムファイルは,OSやソフトウェアを成すファイルです. Windowsであれば,C:\WindowsやC:\Program Filesに入っています. システムファイルの一部を誤って消したりすると,OSやソフトが正しく動かなくなります. この為,近年のOSの多くが,PCユーザーがシステムファイルを触れない様な作りになっています.

 データファイルは,ユーザーが作って保存したデータです. WordやExcelで作ったファイルとか,画像データ等を刺すと思って差し支え無いと思います. データファイルは,消えたからと言ってパソコンが動かなくなる事はありません. しかし,ユーザーにとっては消えて欲しくないデータです. この為,パソコンが壊れたり買い替えた場合に,多くの方がデータファイルを新マシンに移行するかと思います.

 ノートパソコンをお使い場合,外付けのハードディスクやクラウドストレージに一時的にデータを回避するやり方が簡単です. デスクトップで同じ方法をとっても構いません. しかし,複数のハードディスクを挿せるデスクトップの特徴を生かして,PC内にデータを残したまま更新する事も出来ます. 以下で具体的に考えていきます.

2. ストレージ構成案

 PC内にデータファイルを残したままOSだけを更新する方法は,幾つかあります.

(1) Uploaderを使う

 前回失敗してしまったのがこれです. do-release-upgradeを使ってUbuntu 18.04LTSから20.04LTSに更新しようとしました. 正直,駄目モトでやりました. システムが壊れてOSを入れ直すのは,Linuxでは日常茶飯事です. そう思える人間だから,PC自作を続けられています. また,失敗してしまったので分からなかったのですが,do-release-upgradeはソフトウェアやドライバを勝手に適正ver.に替えるのだと思います. 一見便利な様ですが,ディープラーニングとかをやっている人間からすると微妙です. 失敗して良かったかも知れないですね.

 Uploaderを否定する様な事を書きましたが,WindowsMacでは仕組みが充実しています. Windows 11への更新もwindows updateで出来る様です. 勿論バックアップ推奨ですが,それなりに楽観的に使って良いかと思います.

(2) 単一ハードディスク内のパーティションを使う

 パーテションというのも死語かもですが,,,ハードディスクを指定した領域に区分けて別ドライブとして使うテクニックです. 一般的に,ハードディスクが壊れるとディスク内の全てのデータがお釈迦になります. パーテイションを切っておくと,破損がパーテイション内に留める可能性が高くなります. この為,市販PCの多く(?)がパーテイションを採用し,システムファイルとデータファイルを別ドライブに保管する構成になっています.

(3) 複数ハードディスクを使う

 (2)で,ストレージの破損を一部の領域に限定する為の防波堤として,パーティションを紹介しました. これを更に強固にするのが,ハードディスクそのものを分けてしまうやり方です. ハードディスクが別れていれば,パソコン内の全体がウィルスで駆逐されたり,余程の過電流が流れたりしない限り,破線が食い止められると思います.

 また,今でこそテラバイトレベルのSSDも簡単に買える様になりましたが,一昔前は手を出せるSSDといえば256GBでした. この為,システムファイルをSSDに,データファイルを大容量HDDに入れるのが定石でした. これは今でもある程度正しいと思います.

 という所で,今回は(3)を採用します. 現在の環境が完全に無くなってしまうのは怖いので,システムファイル用のSSDを新規で購入しました. データファイルは,元々使っていたHDDで運用します.

※ 余談ですが,大容量のSSDには今の所興味がありません. データファイルをSSDに入れるメリットを感じないからです. 静音性と省電力(=みせかけのエコ)くらいかな?

(4) おまけ: データファイルをクラウドストレージで運用する

 昨今の薄型ラップトップやスマフォはデータファイルをOneDriveやiCloudに入れるのが前提の様な構成になっています(なっているモノもあります). 以前に言及しました*2が,,,個人的にはメーカーの策略だと思っています.

 クラウドストレージは確かに便利ですが,毎月のカード支払い(=サブスクリプション費用)を細かくチェックするのが面倒な無精者には向かないですね.

3. 更新

 前置きが長くなりましたが,ここからが本題です.今回のポイントは下記です.

  • PCには500GBのSSDと6TBのHDDがそれぞれ1本ずつ入っている
  • SSDを交換し,新OS(=システムファイル)をインストールする
  • 古いSSDをキープして,暫くは旧OSを動かせる様する
  • HDDは元々3TBづつにパーテションされており,片方が旧OSの/homeにマウントされている
  • 旧OSの/home内のシステムファイルをそのまま使用する

(1) OSインストール

SSDを追加.元々入っていたSSDは挿しっぱなしになってますが,通電していません.HDDもこの時点ではマザーボードから外してあります

メディアを使ってインストールします.僕はOS表示が日本語になるのが嫌いなので,英語版を入れます

キーボードは日本語にします.画像では試しにMacキーボードを入れてますが,上手くいかなかったので後で消しました

ここはそのまま

Something Elseを選んで,パーティションを自分で切ります

パーティションを指定します.後で変えられないので,唯一,気を付けるべきところです

下記の内訳でパーテションしました.

容量 ファイルタイプ マウント
350GB ex4 /
100GB ex4 /home
49.9GB swap
0.1GB EFI

Note:
/homeをHDDに指定せず,敢えてSDD内に小さめに確保しました. HDDにしてしまうと,HDDが壊れた時に起動しなくなる為です.

(2) HDDをマウントする

/etc/fstabにHDD内の2つのパーティションを追記

/# sdb1
PARTUUID=82c0b80a-****-****-****-************      /mnt/DATA1 ext4    defaults        0       0
# sdb2
PARTUUID=955b7183-****-****-****-************       /mnt/DATA2 ext4    defaults        0       0

Note:
UUIDでは無くPARTUUIDを指定します

マウントされているか確認

$ sudo cat /etc/mtab

成功しています

ファイル権限を付与

$ sudo chown -R user_name:user_name DATA1
$ sudo chown -R user_name:user_name DATA2

(3) データファイルをリンクする

旧/home内の個々のディレクトリにシンボリックリンクを貼ります.例えば:

$ cd ~/
$ ln -s /mnt/DATA1/user_name/Python 

Note:
個々のディレクトリをリンクすると面倒な感じがしますが,運用面ではベストだと思っています. HDDが無くなっても起動に影響が出ませんし,現在使っていないパーテションや将来的に追加したHDD内の領域も等しく使える為です.

DocumentsやDownloadsの中身が必要であれば,直接コピーします.例えば:

sudo cp /mnt/DATA1/user_name/Downloads/* /home/user_name/Downloads/

4. むすび

 ここからソフトウェア環境の整備する必要がありますが,次回にします. ぱっと使った感じ,Ubuntu 20.04はなかなか良いです.

チェーンを替えたら出力が20W増しになったので,ノギスで伸びを測った話

 こんにちは,changです. 今回はチェーンの伸びについて考察してみました.

1. 出力が出ない?もしかしたら...

 先日,こんなことがありました.

20Wと言うのは感覚ですが,明らかにパワー値が大きくなりました

 パワー値の変化はダイレクトマウント式のスマートトレーナー(=リアハブ計測)でのものです. ローラーで使っているリム車にはパイオニアのパワーペータ(=クランク計測)がついており,サイコン側にはパワーメータの数値を表示しています*1. 何ヶ月か前からスマトレのパワー値が異常な事に気づいていました.

 チェーンに原因があることは何となく解っていました. 元々,スマトレとパワメでパワー値のズレは在ったのですが,今回の場合は明らかにそれが大きくなりました. クランクよりもリアハブの方がパワー値が大きいという事は,その間にあるチェーンの伝達効率に問題があるだろうという事です.

2. ノギスでチェーン計測

 チェーンチェッカーを買おうかと思ったのですが,ノギスの方が便利だという記事*2を見て思い改めました. 余談ですが,僕は一応測定機メーカーに勤めてます. 今までノギスの一つも持っていなかったんかい!って感じなのです.

 で,Amazonで買いました. これも余談ですが,厳密に測定器として使うならば,保管時の温度管理をした上で専門機関で校正を受ける必要があります. 家庭内で使う程度であればそこまで気にしなくて構いませんが,直射日光に晒したりとか,落としたりぶつけたりは避けると良いと思います.

 先ず,新品のチェーンを測ってみます.

ローラーにバイクを固定した状態で測りました.厳密に測るならチェーンに掛かるテンションを統一し,計測箇所を変えながら複数回測るのが良いと思いますが,,,まぁ適当です

ネジ止めして,見易い位置でメモリを読みます

132.0 mmでした. 公式には131.9 mmらしいので,妥当だと思います.

 次に,交換したチェーンを測ると...

交換したチェーン.因みに,デュラエースです

132.5 mmでした. 参考にした記事の表を見ると40〜50%の伸び率です. メーカー推奨の交換時期では無いにも関わらず,約20Wもパフォーマンスが落ちるという事です. 驚きました😯

 ついでに,レースで使っているディスク車も測ってみると...

132.25 mmでした. 乗鞍の前には替えようかな.

3. むすび

 勉強になりました🤔 走行距離と伸び率の関係とか,詳しく調べてみようと思います.

Ubuntu 18.04LTSを20.04LTSに更新しようとしたら失敗した

 こんにちは.changです.

 特に大きな意味は無いのですが,何年か使用してきたUbuntu 18.04LTSを更新しようと思い立ちました. 結果,,,失敗しました(..) 独りよがりですが,次のアクションへの糧になるかも知れないので記録しておきます.

 ここ*1を参考に,データファイルはそのままでOSだけ更新しようとしました. ちなみに,職場のパソコンでは成功していました. ですので,参照先の手順に問題がある訳ではありません. 何かしら,環境の違いがあった様です.

$ sudo apt update

google chromeとcudaの更新に失敗

google chromeを消す

$ sudo apt purge google-chrome-stable

nvidiaの公式*2を見ながら公開鍵を更新

$ sudo apt-key del 7fa2af80
$ sudo apt-key adv --fetch-keys https://developer.download.nvidia.com/compute/cuda/repos/$distro/$arch/3bf863cc.pub

NO FOUNDになる...

一応もう一度トライしてみる.

$ sudo apt update

今度は別のエラー.あちこちに同じキーの記述があってぶつかるらしい

要らなそうなやつを消してみる. 怖い...NVIDIA関係で失敗するとログインループになるからなぁ.

$ sudo rm /etc/apt/sources.list.d/cuda.list
$ sudo rm /etc/apt/sources.list.d/cuda-10-1-local-10.1.105-418.39.list

ダメ元で最後までやってみる.

$ sudo apt upgrade
$ sudo apt dist-upgrade
$ sudo apt install ubuntu-release-upgrader-core
$ do-release-upgrade

結局失敗...

メディアを作るかな...

JBCF東日本ロードクラシック修善寺, E3 18位&26位

 こんにちは.changです.

 JBCF東日本ロードクラシック修善寺のE3クラスタに出走しました. 結果は1日目18位,2日目26位. 初めての実業団レースで,充実の2日間になりました.

愛車のIzalco max.今回も良く走ってくれました❤️

1. JBCF

 全日本実業団自転車競技連盟(Japanese Bicycle Club Federation)は,国内最高峰の自転車ロードレースシリーズであるJプロツアー(JPT)の運営団体です*1

 僕が走ったJエリートツアーはJBCF配下のアマチュアカテゴリーで,強豪ホビーレーサーやプロを目指す若者が数多く参加しています. 僕が走ったE3はJエリートツアーの一番下のクラスになります. レースで成績を出すことによって上のE2,更に上のE1に昇格できます.

 今回初めてJBCFレースに参加し,今まで走ってきたホビーレースとの違いを幾つか目の当たりにしました. せっかくなので記録しますが,長くなったので末尾に回しました.

2. レース準備

 富士ヒルの翌週だった為に身体の調子は良かったのですが,,,正直,気持ちは切れていました. 暴飲暴食等はしませんでしたが,約1ヶ月のピーキングが終わった解放感に浸っていました.

レース3日前.富士ヒルから1週間での参加は少し詰め込み過ぎました
💦

 また,インターバルに対する耐性に不安がありました. ヒルクライム前はタイムトライアル的なトレーニングを重視した*2からです. 1週間で修正が効くものではないので,なすがままで臨みました.

3. レース当日

 会場は伊豆CSCの5 kmコースです. 何年か前に都ロードで走った時とは逆の右回りで,7周回でした. 35 kmは僕には短めなので,出し惜しみせずに初めから全力で行くつもりでした.

 JBCFの特徴の様ですが,会場入りからスタートまでの時間がタイトでした. 試走時間も短かったです. このため早めに現地入りし,ベロドロームの駐車場でローラーをやりました. 他にやっている人が不思議といなかった...

(1) Day1

 試走を1周で切り上げ,早々に整列しました. この所為で,2列目の好位置からスタート出来ました. チームメートの助言に感謝です.

 マスドスタートなのでスタートと同時にかっ飛んで行きます. クリートを付け損ねる選手がいたりして少しアタフタしましたが,無事に走り出します.

 入りの登りでいきなりセレクションがかかります. 心拍がいきなり上がってダメージを受けましたが、なんとか先頭に付いて行きます.

 今回もと言うか,コーナーに苦しみました. 降りながら右→左と曲がる2段階コーナーが2箇所あるのですが,かなり怖かったです. 落車も(おそらく2名)あったことから,難易度は高かったと思います. 1件は僕の直ぐ背後でした. 近くで落車が起きたりすると,どうしても降りのリズムが悪くなります. 余計な脚を使ってしまいました.

 最終周まで先頭に残りましたが,登りで仕掛ける余裕はありませんでした. 後半の登りで離れてしまい,ゴール争いには絡めませんでした.

(2) Day2

 入りはDay1よりも緩やかだったものの,似たような展開でした. Day1で勝ったEQADSの選手が積極的に動きます. 公式リザルトを見るとU19なので高校生なのかな? 日本の未来を担う若者とレース出来るなんて素晴らしいです‼️ レース中はオヤジ狩りに遭っている心境ですけどね...

 登りで仕掛けてやろうと思い,5周回目は集団の前方(2番手か3番手)で入ります. ところがと言うか,脚が重くて前に出られません. 逆に,前述のEQADSの選手にアタックされて脚を使ってしまいました😫 レース後半の登りでアタックを狙っているのは皆同じです. その中で差を付けるには相当の覚悟が要ると感じました.

 6周目後半の登りで先頭から千切れてしまいます. 降りで何とか追いつきましたが,最終周にレースをする脚はありません. この日は力負けでした.

4. JBCFレースとホビーレースの違い

Note:
ここでは、今まで紹介してきた富士チャレや富士ヒルをホビーレースと呼びます.

(1) チーム登録

 ホビーレースはお金を払えば誰でも,個人で出場できます. それに対して,JBCFレースに出るには,連盟に登録する実業団チームに所属している必要があります. 僕の場合は,元々所属していたショップチームが実業団登録をしていたので苦労しませんでした.

 実業団チームへの所属が無いけどJBCFレースに出たい方は,自分で実業団チームを作るか,既に存在する実業団チームに加入する事になります. 前者はなかなか大変みたいです.

(2) JCF選手登録

 個人としても,選手登録をする必要があります. ややこしいんですが,登録先はJBCFでは無くJCF(日本自転車競技連盟)になります. 住んでいる地域(おそらく県毎)の連盟に登録します. 年会費が9千円かかります. 初回登録はもう少し高かった気がします.

 注意点として,実業団チームが既に存在する状態で,チーム名を明記して登録する必要があります. 登録時にチーム名の入力を間違えたりすると,面倒な事になります.

 登録すると,2週間程でライセンスカードが送られてきます. 取得した個人ライセンスをチームの運営者に伝え,チームメンバーとしてJBCFに登録することでJBCFレースに出られる様になります.

(3) エントリー

 ホビーレースは個人でエントリーしますが,JBCFレースはチームとしてエントリーします. 具体的な事を言うと,エントリーページに個人では入れません. 僕の場合はお店のスタッフさんにお願いしました.

 エントリーフィーは個人に発生します. 今回はスタッフさんが個人的に立て替えて下さいました. お店の売り上げに貢献しない作業になってしまうので,もう少し良いやり方を模索したいところです.

(4) アテンダント

 連盟から資格を授与されたアテンダントの帯同が必要になります. チームの監督や(若い選手の場合には)親御さんがアテンドする事が多い様です.

 選手がアテンダントを兼ねる事も出来ます. チームから1人で参加するでも,その選手がアテンダント資格を持っていれば出場が可能です.

 僕はアテンダント資格を持っていない為,他店のチームメートにアテンドして頂きました. お任せしてしまったので良く解らなかったですが,アテンドとしての受付や,マネージャーミーティングがあった様です. 大変お世話になりました.

 アテンダント資格はライセンスの更新時に取れるそうです. 来年は取得しようと思っています.

(5) 機材関係

 規約に基づいた検車を受けます. 影響するのは,UCIの車重6.8 kgルール位かと思います.

 冒頭の写真にも写ってますが,計測チップに加えて,ナンバープレートをバイクに付けます. プレートは受付で渡されます. バイクにプレートを固定する金具は自分で用意する必要があります. チームメートの助言を受けて,慌てて購入しました.

ナンバープレート.D型シートポスト対応のレックマウントを買いました

 ゼッケンは2枚で,布製で高級感があります. 注意点としては,安全ピンは持参です. 安全ピンで固定する規定自体が無いのかな? 僕は通常通りに両面テープと安全ピンを併用しました.

 今回驚いたと言うか困ったのが,日除けのアームカバーとレッグカバーが違反だと言われた事です. 仕方が無いので外しましたが,,,裸にされた気分でした. 僕は25年以上身体を焼いた事がありません. Day 1は曇っていたので大丈夫でしたが,炎天下だったら大変な事になっていたと思います.

 2日目は「紫外線アレルギーだから」とアピールして,アームカバーだけは認めてもらいました. 脚には日焼け止めを塗りました. レースには様々な体質の方が参加されています. 女性の方もいらっしゃいます. バリアを少なくして頂けると,より多くの方がレースを楽しめると思いました.

(6) 選手のレベル

 先頭集団の速さで言うと,先日出場した富士ヒルのゴールド集団の方が上だったと思います. 事実として,ホビーレースを勝つ方の多くがE1選手です. ホビーレースの先頭集団で走れる脚があれば,実業団でも通用すると思います.

 ただし,JBCFレースにはマイペースで走る方とか,完走目的で走る方はいません. 周回遅れになったら足切りなので当然です. リザルトを追求するガチ勢しかいないという事ですね. なので殺伐とした空気は多少ありましたが,,,僕は嫌いでは無かったです. 確かに,たまに強い言葉が飛んだりします. でも,他の選手に対するリスペクトや安全に対する意識は,ホビーレースよりも高いと感じました. 先頭集団で走るのが好きな方は,JBCFレースを走ると良いと思います.

(7) ステータス

 一寸変な話ですが,ホビーレースをロードレースと呼ばない文化があります. 富士ヒルであればヒルクライム,富士チャレであればエンデューロに属するとされます. 競技では無いという訳です.

 以前に山中湖サイクリングクラシックに出場した際に,ロードレース経験を求められました. ヒルクライムエンデューロでは駄目という旨の記述が,出場規約にありました. 沖縄も同じらしいです.

 個人的には,ホビーレースだからレースじゃないとは思いません. ただ,ホビーレースには様々なモチベーションの方がいらっしゃるのは事実です. 曖昧さを含まずに「自分は競技をやっています」と言えるだけのステータスが,JBCFにはあるという事です.

4. まとめ

 連チャンで少し疲れましたが,,,最高に楽しかったです😀 来月の石川にも出たいとか思っているのですが,E3カテゴリがあるのかな...?

 今回再認識したのですが,ヒルクライムよりもロードレースの方が楽しいです. 直近の数年間はその思いから練習方法と機材を変えてきました. その事が間違いではなかったと,今回のレースで強く感じる事が出来ました. これからの自身にとって重要な2日間になるかも知れないですね.

Mt. 富士ヒルクライム 68分22秒

 こんにちは.changです.

 今年も富士ヒルを走りました. 結果は,68分22秒(年齢別34位). 昨年のタイムを1分更新したものの,目標としていたゴールドには及びませんでした.

1. レース準備

(1) トレーニン

 富士チャレ*1の後,ヒルクライム向けのトレーニングにシフトしました. 富士チャレに向けては300Wの反復を重視したのに対し,富士ヒルでは5倍(=260W)の維持力を意識しました.

 取り組んだワークアウトがこれです.去年の富士ヒル前にもやっていたやつです.

GCNから.赤い部分が丁度5倍(=260W)になります

 また,低ケイデンスになりがちな本番を意識して,Alpe de Zwiftを登りました. 普通に登ると集中力が切れてダレるので,タイムは気にせず,つづら折り毎にSST→5倍→SST...を繰り返す練習をしました.

Alpe de Zwift.ワークアウトよりも気持ちが上がるし,低ケイデンスのシミュレーションになります

 効果は出ていました. レースの前の週には,過去最高の状態にあると感じていました.

レース前週の木曜日.トレーニングの効果は出ていました

(2) 減量

 昨年と同様,52 kgフラットをターゲットにしました. 体調チェックの検温が2週間前から始まるのに合わせて,毎朝の体重を記録しました.

レース前2週間の体重.前日は余裕があったので食べました.当日起床時の体重は52.25 kgでした

 増減を繰り返しながら減っていく事が分かります. 年々減りにくくなってはいますが,何とかクリア出来ました.

(3) 機材

 昨年*2と完全に一緒です. 手を抜いた訳ではありません. 出来る事が無かったのです.

 Izalcoの新型専用ステムを導入したかったのですが,単体販売が始まらずに叶いませんでした. 70g程軽くなるらしいので,手に入っていれば効果があったと思います. 沖縄迄には手に入るかな?

2. 当日

(1) 天気

 毎年の事ですが,快晴とはいきませんでした. 当日朝の中央道は土砂降りで,山には濃い霧が見えました. 「雲の中を走るなぁ」という覚悟をしていました.

 ところがと言うか,富士山パーキングに着く頃には雨が止みます. 晴れ間も出て,スタート時刻には路面が乾き始めました. 過去2回の出場時と比べれば,非常に良いコンディションだったと思います.

当日朝の富士山パーキング.到着時に丁度雨が止みました

(2) レース展開

 第3ウェーブからのスタートでした. 北麓公園に上がったのが女子チャンピオンクラスがスタートするタイミングで,既にかなりの人数がスタートラインに並んでいました. その後ろからのスタートにはなりましたが,先日からお世話になっているClub Road-Roの強豪選手が前方に見えていました. この方達をターゲットにポジションを上げていくことで,料金所ではそこそこの位置に居る事が出来ました.

 スタートが速かったです. 料金所の直後は300W位出ていて削られました. 集団も二分する展開になり,先頭からこぼれた第2集団に食らい付きました. 結果的には,先頭集団から離れたこの時点で,ゴールドリングの可能性は途絶えていました.

 14 km位で第2集団からも遅れ始めます. 偶に後ろから抜いていく選手のスリップを利用しながら,ペースを維持します. 第2集団は常に見えていました.

 大沢駐車場を過ぎた辺りで,10名程の集団に追いつかれます. 順位は下がったと思いますが,スピードを上げる上ではプラスに働いたと思います. 平坦区間を協調する仲間がいた方が,気持ちが楽になります. 第2集団との差も縮まって行きます.

 ゴール地点には第2集団とほぼ同時に到達しました. 手元の時計で68分台でした.

3. パワー分析

サイコンのログ.パワー値は昨年と殆ど変わりませんでした

 平均パワーやNPは昨年とほぼ同じか,若干低い位でした. ペースの上げ下げがあったからだと思います.

文字が小さくて見え難いですが,青=パワー値,紫=標高,赤=心拍です.やはりというか,後半にかけて徐々にタレています

4. 改善点

 先ず,昨年から1分タイムを縮めた自信を誉めたいと思います. 自分で言うのもアレですが,ヒルクライムで1分速くなるのは大変な事です. その上で,ゴールドという目標に対して何が足りなかったか考えました.

(1) FTP

 やはりこれですね. 過去最高の状態だったと書きましたが,同時にFTP 5倍に至っていない事も理解していました. 意識しても仕方がないので,敢えて目を逸らしていました.

 僕はFTPテストが嫌いで,やった事がありません. 結果が悪かった時に気持ちが萎えるからです. そうした甘さに打ち勝たないと,ゴールドには届かないのかも知れません

 難しいところです. パワーメータの数値を目標にするとモチベーションを失い易いと,多くの強豪ベテラン選手が発言しています*3. 自転車を嫌いになってしまっては意味がありません. ホビーレーサーにとっての永遠の課題なのでしょう. 無理が効く幅を少しずつ広げて行くしか無いのだと思います.

 自転車乗りとして自然というか,健全な事とも感じています. 1年前の前回から1分速くなった訳ですが,前々回から前回では6分速くなっていました.

Note:
2020年はコロナで出走しなかったため,前々回から前回の間は2年空いています.

 これはFTPの伸びをそのまま反映しています. 強くなればなる程,更に強くなるのが難しくなります. ここを超えられるかどうかで,レーサーとしての僕の資質が問われる気がしますね.

(2) スバルライン対策

 試走も好きでは無いです. FTPテストと同じ理由で,タイムが出ないと落ち込むからです.

 今年,同じ年代クラスで勝った方は他店のチームメートで,stravaをフォローさせて貰っています. スバルラインを何度も試走していて,意気込みを感じていました.

 僕自身はと言うと,5月の後半に1度だけ試走して,約70分でした. ゴールド目標なのに?って感じですが,去年の試走が80分だった事を鑑みると速いのです. 正直,満足してしまっていました. 「本番はもっと早く走れる筈」って...

 逆に言えば,自身がベストを尽くして登った時のタイムがどうなるのかを知らずに走っていたという事です. これでは駄目って事ですね🤔

(3) ダンシング

 僕は登りでダンシングを多用します. チームメートには少し失礼な事を言ってしまいますが,普段の練習では登りを休めます. ダンシングで5倍をキープすることで,先頭交代を楽にこなせる為です. 所謂,休むダンシングですね.

 レース中は,ダンシングすると逆に苦しくなってしまいました. 人のペースに合わせてパワーを調整する,或いは単純に高強度のダンシングが苦手なのだと思います. 技術的に改善していきたいですね.

5. むすび

 去年はコロナ禍での強行出走だったので,単独参加でした. 今年は,Team YOU CANのチームメートと参加できました. 試走も一緒に行けて楽しかったです😀 試走が楽し過ぎて満足しちゃった部分もあります💦

 参加したばかりのClub Road-Roの方々にも,レース中やレース後に声を掛けていただきました. とても励まされました.

 仲間と日常でレースを楽しめることが最高の幸せだと,改めて感じました.

 ヒルクライムは一度中断します. 今週からは,沖縄に向けたロードレースのトレーニングに切り替えます. 週末にはJBCF修善寺を走ります.