オッサンはDesktopが好き

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Super Cycle Enduro in 下総, チーム7位

 Super Cycle Enduro in 下総のチーム3時間に出場しました. 結果は7位. シーズン最終戦をチームメートと走れて最高でした.

0. レース当日まで

 チームメートに誘って頂いたのがきっかけでした. ここ数年,川崎マリンエンデューロをチームで走るのが恒例になってましたが,今年はソロでの出走になりました. 今年はチームで走る機会自体も少なく,寂しい思いもありました. 元々チーム戦は好きですし,シーズンを燃え尽きるのに最高の機会です. 表彰台を目標に掲げ,意気込んでエントリーしました.

 ところが,今年はメンバーに怪我が多いんです(>_<). 外を走れなくて,コンデションを作り難いのかも知れないですね. メンバー交代も経た3人構成で当日に臨んだのですが,僕以外の2名は半怪我人. 結果を狙える状態では無かったので,「各々でベストを尽くそう」と話していました. そんなわけで,一番コンデションの良かった僕が第1走者を貰いました. 1.5 ~2 hを目標に,走れるだけ走るつもりでした.

1. レース展開

 案の上というか,速いスタートになりました. コースが狭いので,どうしても集団が一列棒状になります. 前回の経験*1から後方にいるとキツいことは分かっていたのですが,それでも,集団の前方で展開することが難しかったです. 20分位でドロップします.

 前回は集団から千切れた時点で戦意喪失でしたが,今回は持ち直します. 周囲の選手と強調して速度を維持しつつ,周回で追いついて来た先頭に再び乗ります. このときには集団も小さくなっていたので,一列棒状の後方でも何とか付いて行くことができました.

 このまま粘ろうと思ったのですが,突然レースが中断になります. 落車でもあったのかと思ったのですが,どうやらそうでもない様子. 反切れ気味の主催者が出てきて,「何で中断になったか分かるか?」みたいなことを言います. レース中に暴言を吐いた選手がいて,苦情が出たとのことでした.

 レースが再開されることになったのですが,再スタートに対して気持ちが整いませんでした. 「代わろうか」というチームメートの言葉に甘えました. 今思えば,あのタイミングで交代する方も大変だったと思います. 勝手を聞いてくれてありがとうございました.

 チームメートが30分づつ走ってくれて,残り1.5 hのタイミングで再び順番が回って来ました. 走り終えたチームメートから「身体がキツい」という話があったので,フィニッシュまで走り切るつもりでした.

 コースに入って程なく,先頭集団と合流します. ペースが落ち着いていたので,集団の前方で,比較的に楽に走ることが出来ました. あれは楽しかった(^^). ところが,コーナでミスをしてブレーキを掛けたタイミングで,前の選手との距離が開いてしまいます. 後ろの選手が一気に抜いて来た所為もあって,一気に集団の後方に追いやられました. この後,また千切れます.

 一人で走っているときは補給を取りながら足を貯めていました. サイコンの表示では40分以上レースが残っていた為,再び先頭に合流できると思ったからです.

 ところが,「ラスト8分!」というチームメートの声が耳に入ります. えっ???と思って,隣で走っていた選手に残り時間を訊いてみると,「残り数周」という答えが返ってきます. 大混乱で,踏み直します.

 結局,残り数周のところで三度先頭に合流しました. 一人で走っている時間も真面目に走って,集団よりも前でフィニッシュしていれば,順位が上がったかも知れません. 少し心残りです.

2. 分析と改善

 パワーは,こんなもんかな?という感じです. 一巡目でレースが中断しなければ,前回と同じ位になった気がします. 二巡目は脚を緩めてしまったので低めですね(泣).

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一巡目のCyclo-sphere

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二巡目のCyclo-sphere

 今回,パワーと同様に重要だと感じことがあります. できるだけブレーキを掛けずに走ることです. 下総のコースのポイントは下りからの右コーナです. ここから,登り返しの加速,大きな左カーブ,登りまでをノーブレーキで走れると,脚が節約できるのです. 逆に,ブレーキをかけて勢いを殺してしまうと,踏み直しで脚を使います. コーナー手前で怖さを感じてブレーキを掛ける癖がありますが,我慢する必要があると判りました.

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コース図.①~⑤をノーブレーキで走れるかがポイント.

3. レース中断について

 僕は暴言の現場に居合わせなかったので,あくまで一般論として,暴言を吐いた方,暴言を受けた方,レース主催者に思うことを書きます.

暴言を吐いた方

 レース中,危険な走り方をする選手への声掛けは在って然りだと思います. 先日の川崎で斜行を注意されたことを書きましたが*2,自分の弱点に気付くきっかけにもなります. ただ,言い方に気を遣っても良いかも知れません. 乱暴な言い方をされて,嫌な思いをした事は僕もあります.

 市民レースには様々なレベルの選手が走っています. レースをしている側からすると危険であったり,マナーの悪い走り方をする選手がいるのは仕方がありません. とは言え,その日の為にトレーニングを積み,結果を追求している中でそれを踏みにじられる訳ですから,不愉快にはなりますよね. ただ,誰しもがかつては初心者だった筈ですし,寛容にとらえることも必要ではないでしょうか. もし,初心者を排除したいとお考えの方は,実業団レースを走れば良いと思います.

暴言を吐かれた方

 不快な思いをされたことをお悔みします. これがきっかけで自転車やレースを嫌いになってしまわれたならば,とても残念です.

 不快を上塗りする事を承知で敢えて言いますが,レース中に注意を受けたという事は,何かしら危険な走りをした可能性が高いです. 僕も,コースの真ん中をフラフラと走る方に対して,危険回避の為に大きな声を出してしまうことがあります. 正直,レース中にある種の怒号が舞うのは日常茶飯事です. 「自分は被害者」と決め込まずに,一度,自身の走りを顧みてはどうでしょうか. 次のレースで同様の経験をしたり,更に危険な境遇に合わないことにつながると思います.

レース主催者

 今回,僕個人としては主催者の対応が気になりました. 主催者の方は「こんな事は今まで無かった.恥ずかしい」と言いました. 「昔は良かった」という言い分は,何事においても無意味です. 時代も,ヒトも変わるわけですから.

 正直,今回のイベントの安全面配慮が十分だとは感じませんでした. ライダーミーティングは付けっぱなしのテレビ状態で,審判者もサポートライダーもいませんでした. 9月に同じ会場で行われたしもふさクリテリウムが落車で途中ストップになった事は当然知っていますよね. 選手(=一応,お客様)を捲し立てる前に,主催者としてすべきことがなかったか,考えてみては如何でしょうか.

4. 結び

 何はともあれ,(おそらく)シーズンの最終戦を終えることが出来ました. 怪我をしているチームメートには,じっくりと回復して欲しいです. 万全の状態で再集結して,次は表彰台を狙いたいですね.