オッサンはDesktopが好き

自作PCや機械学習、自転車のことを脈絡無く書きます

しもふさクリテリウム120 min., 4位

 こんにちは.changです.

 しもふさクリテリウム MATRIX ヒヤリハンター杯の120分エンデューロを走りました. 結果は4位. 表彰台を逃しましたが,レースに戻って来られてホッとしています.

1. 復帰戦

 落車による怪我*1*2からの復帰戦になりました. 前回走ったのが6月のJBCF群馬だったので,2.5ヶ月ぶりのレースでした. シーズン中にも関わらず,バイクの乗り換えを余儀なくされました. 不安要素が多かった事から,(実業団を走る前に)走り易いレースをこなして感覚を取り戻したいと思いました.

 あれこれ探して,しもふさクリテリウム MATRIX ヒヤリハンター杯を選びました. 何度も走っているコースですし,(同会場で行われる他イベントと比較して)レース運営がしっかりしています. 伴走して下さるMATRIXの選手が集団を良い感じで伸ばしてくれる為,比較的安全に走れます. 復帰戦にもってこいだと思い,出走を決めました.

2. レース展開

 同日に行われていた秩父宮杯に選手が流れていた様です. 事前に発表されたスタートリストから,有名どころが少ない事は判っていました. 復帰戦なので順位は考えないつもりでしたが,出場するからには攻めて展開に絡もうと思っていました. それで脚が無くなったなら止めても良し,という気持ちで臨みました.

 定刻の8:10に,安原監督の口上を遮る形で(笑)レースが始まりました. 僕は2列目からスタートしました. スタートリストでチェックして選手はだいたい1列目と2列目に揃っていたので,「この人達を見ていこう」と思いました.

 レース開始から30分程で落車が発生します. 僕が居たメイン集団から起きた訳では無かったのですが,運営のオートバイが転んで道を塞いでいた為に少しヒヤッとしました. コーナを曲がった先の上り口で,前方の見通しが悪い&皆が踏み込むポイントで危なかったです. 倒れていたオートバイはかわせましたが,右隣にいた選手と少し接触しました. 幸い,僕も相手も転びませんでした. 10分程ニュートラルで走った後,レースが再開しました.

 MATRIXの佐野淳哉選手が,終始スピードアップアイテム的な動きをして下さいました. 集団から少し抜け出すような加速を仕掛けてきて,佐野選手の加速に着いて行くと逃げられるという展開でした. その流れで何人かが逃げようとする中で,強力な逃げが発生しました. マークしていた選手の一人だったのですが,単独だったので油断してしまいました. タイム差はどんどん開き,結局,その選手にぶっちぎり(2位以下をラップして)で逃げ切られてしまいました. ぐうの音も出ない完敗です🙌

 追走集団はペースが上がりませんでした. 周回レースにありがちですが,周回遅れの選手や別種目の選手が混ざってしまってローテが回りません. また,僕を含めた先頭集団のメンバーは疲弊していて,積極的な走りをするのが難しかったです. 安原監督に引かせてしまう場面もありました.

 最終盤,ラップ差で合流した1位の選手と,おそらく最終的に2位と3位になった方の3名に抜け出されてしましました. 脚攣りに悶絶しながら追いかけたのですが,なかなか差を縮められませんでした. 何人かの選手が回ってくれましたが,同じ境遇(=周回)の選手では無かったので難しかったです. 幸いというか逃げ側がタレて,ゴール直前に(ラスト1週かな?)追いつきました. 集団の頭を取れば2位という状況を理解していました. 全力でペダルを踏みましたが,スプリントで刺されて4位でした. 表彰台に上がれなかったのは残念ですが,復帰戦としては上出来だと思います.

3. 機材

MERIDA REACT.乗り始めて1ヶ月程度で,レースで使うのも初めてでしたが,良く走ってくれました

 初出になります. MERIDA REACTです. 落車でIzalcoを失った後にフレームセットを購入し,生き残った部品と合わせて組み直しました. インプレ等はまた別途で書くことにして,構成だけ書いておきます.

・Frameset: MERIDA REACT, XXSサイズ
・Front/Rear brake: Shimano Dura-Ace
・Rotors: SHIMANO XTR
・Brake/shift levers: Shimano Dura-Ace Di2
・Front/Rear derailleur: Shimano Dura-Ace Di2
・Chainring: Shimano Dura-Ace 9200, 52-36
・Cassette: Shimano Dura-Ace 11-30
・Chain: Shimano Dura-Ace
・Crankset: Shimano Dura-Ace 9200, Size:170
・Power meter: Shimano Dura-Ace 9200
・Bottom bracket: CERAMICSPEED
・Wheelset: ROVAL Rapide CLX
・Tyres: Pirelli P-ZERO RACE, 28mm
・Tubes: Vittoria Latex
・Handlebars: Easton E90 ALX, 38 cm
・Handlebar tape: フィジー
・Stem: RITCHEY WCS, 120 mm & -17 deg
・Pedals: Shimano Dura-Ace
・Saddle: Selle San Marco Aspide Short SUPERLEGGERA
・Seat post: MERIDA (専用品)
・Bottle cages: MERIDA付属品
・Computer: Garmin 540 Solar

 落車後に買い替えたところを赤字で示しています. ブレーキレバーは右側のみ交換しました. また,今回は使いませんでしたが,Mavic のフロントホイールも買い直しました.

4. むすび

 レース後,(暑くてローラーをやりたく無かったので)会場の外でダウンをしていたら,同じ事をしていらっしゃった安原監督が「暑かったな.練習になったならよかった」と声を掛けて下さいました. ありがとうございました. 気さくで寛容な方で,大変リスペクトしています. 「怪我をせずに全力を出し切って,無事に家に帰った者が真の勝者だ」といういつもの口上はこの日も健在でした. 僕は監督の言うところの「仕事もロクにしないで自転車に乗ってばかりいる嫌なヤツ」ですが,今回は勝者になれた気がします. 同日に行われていた別レースでもチームメートが好成績を出しました. 最高の一日だったと思います😀

 次はJBCF魚沼を走ります. 実業団レースとしては今季の最終戦になると思います. E1昇格を目指して頑張ります🔥

骨折しててもローラー出来た!って話

 こんにちは.changです.

 ヤケクソみたいなタイトルですが,人生に何度もない(=二度とあって欲しくない)体験なので記録しようと思います.

1. 骨折とその発覚の経緯

 交通事故に遭いました. 前回*1と同様,記事の目的は相手の方を攻める事ではありません. 勿論,怪我をしたく無かったですが,これも巡り合わせというか,学びにしていかなければ勿体無いと思うのです.

 必要な事だけ振り返ると,,,救急車で病院に運ばれた後,医師の診察を受けました. 「アバラ逝ってるかも」という感触(?)も医師の方に伝えました. 同様の怪我をされた事がある方はお解りかと思いますが,肋骨を一本一本触られて痛みが無いか確認されます. その時は脇腹に痛みを感じませんでした. 今思えば,肩から背中にかけての痛みが圧倒的に大きくて,相対的に感じ難かったのでしょう. レントゲンは肩甲骨周りだけを撮ってもらい,「骨折が無いから帰って良い」と言われました.

 事故から3週間経って,日常生活の中での痛みはほぼ無くなりました. でも,咳をしたり,重いものを持ち上げたりするときに脇腹に痛みがあります. 病院嫌いなので放っておこうとも思ったのですが,いやらしい話,保険会社とコンタクトをしている内に掛かった方が楽だしお得です. 保険会社の方は基本親切ですが,お金の交渉で仕事中に電話をするのは決して気持ちの良い事ではありません. 「何も無いのを確認して,FIXしちゃおう」という気持ちで病院に行きました.

 で,アバラが折れている事が判りました. レントゲン写真を見せて貰いましたが,綺麗に折れてました. 医師の方は”よく痛くないね”といった表情をされていました. 事故当日に骨折が見つかっていればギブスで固められたりした様ですが,3週間経っているので今更です. 毎食後に飲む痛み止めを処方されて,「痛みが酷くなければ減らして良い」と言われました. 薬全般が嫌いなので,一切摂取しないつもりです.

2. 骨折後のトレーニング経緯

 事故の3日後にはローラーを始めていました. 流石にこの日は軽めで,1h続けずに止めました.

事故(=骨折)の3日後.様子見で50分ほど回しました

 5日後には,軽めではあるものの,ベース強度でトレーニングしました.

骨折から5日後.様子見ではあるものの,トレーニングのつもりで乗りました

 6日後には,ほぼ普段通りの強度でトレーニングしました.

6日後.平日練のお供にしているGenieと走りました

 7日後,少し痛みを感じたので強度を下げました.

7日後.前日が少しキツかったので,Jacquesに戻しました

 これ以降は怪我をする前と殆ど変わりません. 実走出来ないので,土日にはエンデューランス強化で2〜3h乗ったりもしています.

バイクが壊れて実走出来ないので,ローラーでロングもやってます

 流石に無酸素域のインターバルはやっていませんが...元々大嫌いでレース前にしかやりません🤫

3. むすび

 プロ選手が大きな怪我をした後で直ぐにローラーを始められる理屈が解った気がします. ローラーでは地面からの振動が無いので,ペダリングに使う筋肉や関節以外にはほぼ負荷が掛からないのです. とは言え...怪我をしている時に激しい運動をする事は正しく無いし,決して推奨しません. 自己責任の領域です.

 今日骨折が発覚してヒヨってますが,,,明日もローラーやると思いますwww

ロードバイクのトレーニング中に接触事故にあった話

 こんにちは.changです.

 先日,ロードバイクのトレーニング中に交通事故に会いました. 相手が居る事なので記事にしようか迷いましたが,事故を単なる事故にしない為に,これからの自身に向け,また(思い上がりかもですが)同様の境遇で走っている自転車乗りの方々に向けて記録します.

 この記事の目的は事故の相手を責める事ではありません. ロードバイクを安全に楽しむにはどうすべきか考えて,読んで下さった方がいらっしゃれば一緒に考えて頂いて,答えは出ないなりにもアクションを起こす事が目的です.

Note:
因みに,事故の相手はとても親切な方で,直ぐに警察と救急車を呼んで下さいました. 全面的に自分が悪いと証言されていて,保険屋さんとの話も始められています. 賠償等はこれからですが,人間間のモメゴトが無さそうなのは不幸中の幸いです.

1. 事故の状況

 事故が起きたのは,平日の朝6時過ぎです. 地元の自転車乗りなら誰でも知っている有名な峠を一人で下っていました. 平日の朝なので流石に自転車乗りは少なめでしたが,それでも事故にあう迄の40 kmの道のりで数人とすれ違いました. 因みに,Stravaのログではこの峠を過去に68回登って,43回下った事になっています. サイコンを付けずに走っていた期間も在るので,実際にはもっと走っていると思います.

 対向車線を走って来た大型トラックに接触しました. こちらからは右コーナー,相手からは左コーナーです. コーナーに入る前からトラックの頭部分が見えていたので,すれ違いに備えていました. サイコンのログは40 km/h強で止まっていたのですが,もっと減速していたと思います. コーナーに入ってから,トラックが大きく膨らみ,中央線を越えて走っている事に気付きました. 僕が走っていた左車線は半分も開いていなかったと思います. 何とかかわそうとしましたが,進路を変えられずにトラックの後方部にぶつかりました. 自転車が通るスペースが完全に無かった訳では無いですが,バイクを右に倒している体勢から進路を変えてあの隙間に入るのは難しかったです.

 右肩付近でトラックの後方部(荷台の車輪付近)にぶつかり,落車しました. 吹っ飛ばされる事無くそのまま右半身から倒れたので,衝撃はそれほど大きく無かったと思います. タイヤの下敷きになる事もありませんでした.

2. 事故の後

 身体に痛みはありましたが,立ち上がってガードレール先の歩道に移動出来ました. 腕も動かせた事から,鎖骨も折れて無さそうだと判りました. ただ,右側の背中部分(肩甲骨の近く)にズーンとした痛みがあり,「アバラにヒビ位はあるかな?」と思って救急車を呼んで貰いました.

 警察よりも救急車の方が先に来ました. 身体の事を考えれば直ぐに搬送されるべきなのですが,少し躊躇しました. 警察との現場検証に立ち会えなくなるからです. 穿った事を言えば,相手の方に好き勝手に,こちらに不利になる様な証言をされる可能性があります. また,バイクを現場に残して行くのも良くないです. そんな事を思いつつも搬送されようとしたタイミングで,警察官が到着しました. 警察官とは身分の確認程度のやり取りしかしませんでしたが,バイクは後で搬送先の病院に運んで下さるという話でした. 相手の方にも悪意がなさそうだったので,現場検証をお任せして病院に向かいました.

 搬送中も引き続き背中に痛みを感じてましたが,意識ははっきりしていました. 「スポーツ心臓だね」という救急隊員の方の冗談に応える余裕もありました. 病院に到着後,痛みの酷かった肩-背中部分のレントゲンを撮り,骨折が無い事を確認しました.

3. 怪我の状況

 右肩-背中に打撲を,右肩,右肘,右大腿骨の付け根付近に擦過傷を負いました. 擦過傷は浅めで,医師からは「服に血が付くのが嫌でなければ(傷パット等を貼らずに)そのまま乾かして良い」と言われました.

 事故から数日が経ちますが,未だ痛みあります. 咳をすると痛いし,重い物を持ったりとかはしたくない感じです. 打撲のダメージが残っているのでしょう.

4. バイクのダメージ

 ダメージが大きかったのは,右のSTIレバーです. 内側に折れ曲がり,ブレーキが掛かった状態でロックされていました. 右ブラケットからトラックにぶつかったのだと思います.

Note:
下ハンを持っていたのが幸いでした. ブラケットを握った状態で接触していたら,右手の指が潰れていたと思います.

 不思議と,フレームやホイールに大きな傷やワレはありませんでした. ただ,今ショップで診てもらっていますが,少なくともフレームと前輪ホイール,ハンドルは廃棄して交換しようと思っています. カーボン製ですので,外傷が無くても剛性が落ちている可能性があるからです.

5. 事故を振り返って

 どうすれば事故を防げたのか,答えを見出せません. 正直,相手側の運転に非があります. ただ,大怪我を負ったり,それこそ死んでしまったとしたら,どちらが悪いとかは関係ありません.

 綺麗に整理出来そうにないので,ポジティブだった点とネガティブだった点を羅刹する形にします.

(1) ポジティブな点

転ぶ事への耐性

 今回,走行中の大型トラックとの接触事故としては,軽傷だったと思います. 運が良かった部分もありますが,我ながら転ぶのが上手いと思います.

 変な言い方ですが,とても冷静に落車しました. トラックに接触した瞬間の事も良く覚えています. ガードレールとトラックの間のスペースが見えていつつも「やはりかわし切れないか...」みたいな感じでぶつかりました.

 一般論として,落車する時はパニックに陥って変に身体をこわばらせたり,ブレーキを掛けないのが良いです. リラックスして,ダメージが少ない箇所で衝撃を受けます. J Sportsの解説者の方が同様の発言されていた記憶があります. ロードバイクでは滅多に転ばないので,こうした習慣や耐性を身に着けるのが難しいです.

 数年前からやっているMTBの経験が役に立ったと感じています. MTBはスキーと同じで,転ぶのが前提のスポーツです. ロードバイクしか乗らない方よりは転び慣れています. 転ぶためにMTBを勧めるつもりはありませんが,冬場のクロストレーニングにオフロードを取り入れる事は,ロードバイクの安全走行についても間違いなく有効だと思います.

Note:
20年以上昔ですが,柔道をやっていた経験もあります. 受け身の技術も多少身体に残っているのかも知れません.

アーム & レッグカバー

 僕は日焼け出来ないので,真夏でもアーム & レッグカバーを付けます. 日除けが目的ですが,転んだ時に肌を守る効果も確実にあります. 自転車用の日焼けカバーはタイトでそこそこ強度もあるので,"地面が肌を持っていく"のを防いでくれます. UCIルールで靴下の長さが決まっている関係で,実業団レースでは夏にレッグカバーを付けられません. ルール改正を強く望みます.

(2) ネガティブな点

下りを攻める事

 僕はピュアクライマーです. スピード強でも無いので,下りを攻める習慣は元々ありませんでした. ただ,レースを走る中,,,特に去年からは実業団レースやツールド沖縄を走る様になり,下りをある程度攻められないとレースで戦えない事を痛感してきました. 実業団レースがシーズンインしてからは,下りの速度を意識的に上げていました. 今シーズン,ローラーを減らして実走の朝練を増やした目的の一つも下り強化です.

 レースをしないのであれば,下りを攻める必要は全くありません. 今回にしても,ブレーキをダダ握りして路肩に張り付いていれば接触しなかった可能性はあります. 身を守る為にレースを止めるというのは,一つの選択肢ではあります.

Note: レースへの向き合い方については今答えを出せないし,出さなくて良いと思っています.

 ただ,今回のケースについては,下りを攻めていたから事故にあったとは思い難いです. こちらが自動車やオートバイであれば,問答無用で正面衝突していた状況でした. 公道を走るとき,コーナーの反対側に車が居る事まではカーブミラーでわかっても,その車が膨らんでいるかとか,どの位の速度で走っているかまでは判らないと思います. 結局,相手を信じてコーナーに入る事しか出来ません. それを避けたいなら,自転車だけでなく,すべての交通手段を放棄する必要があります. それこそ,杞憂というものではないでしょうか?

睡眠不足

 朝練をする日は3:30に起きます. 事故の前日は雨で朝練が出来なかったので,仕事の後にローラーをやりました. 早めに切り上げましたが,それでも21時近くまでローラーをやった後に風呂に入って洗濯と食事をして,寝たのは23時半でした. 3時間睡眠は僕にとって割と日常なのですが,「夜練の8時間後に朝練はキツイな」と以前から思っていました. 今回,ライド中に眠気が在ったり集中力が落ちていたつもりは無いですが,体調万全では無かったのかも知れません.

デイライトの明度

 デイライトを点けていたのですが,Garminマウントにつける薄型のやつを使っていました. 消して明るくは無いです. より明度の高いライトを使っていれば,より早く相手に気付いて貰えた可能性はあります.

 ロードバイクの部品を選ぶとき,どうしても軽量性を重視してしまいます. ですが,トレーニングでは車重とかどうでも良いですね. もっと安全性を重視した部品チョイスをすべきでした.

車載カメラ

 Insta360をドライビングレコーダーとして使っていますが,この日は付けていませんでした. 車載カメラは事故を防ぐものではありません. 今回は相手が非を認めて下さっているので不要でしたが,身の潔白を掛けて戦わなければならない状況も起き得ます. 自身やチームメートを守る為に,車載カメラが必須だと改めて思いました.

Note:
アクションカメラだとバッテリーの問題でライド全体を撮れないです. Garminから出ている自転車専用のドライビングレコーダーを導入しても良さそうです.

単独走行

 今回一人で走っていた訳ですが,複数人で走った方が目立つし,危険に気付き易いです. 一人で行うトレーニングは,去年迄のようにローラ中心にした方が安全と言えます. ただ,”一人で外を走るのを完全に止めろ”と言われると少し考えちゃいます.

5. 何の為に走るのか?

 哲学的な話になりますが,自転車乗りは誰しも,事故にあうリスクを解った上で公道を走っています. 僕はプロ選手ではありません. 趣味で自転車に乗っています. トレーニングをするのも,レースに出るのも,誰にも強制されていません.

 正直,何故走っているのかわかりません. 日常よりも少し危険で,スリルを感じられる事に惹きつけられるというか,止められないんです. それが無いと生きている感じがしないと言うか...

 僕は独身のアラフォー男で,種の繁栄に全く寄与していません. ヒトは,一般的に50歳前後で生殖能力を失います. 僕の生物学的存在価値は無くなりかけていると言えます. また,残念ながら,世の中に貢献するような仕事もしてないです. 努力してはいますが,,, その中にあって,毎日のルーティンをこなして飯を食っているだけでは物足りないのでしょう.

 事故が怖くて移動を放棄するのは杞憂だ,と上述しました. ロードバイクに乗ると事故にあうかも知れないというのは,今この瞬間に核ミサイルが降ってくるかも知れないのと同じ事です. 先日,ツール・ド・スイスのレース中にジノ・メーダー選手が亡くなりました. 数年前,マイケル・スカルポーニがトレーニング中の交通事故で亡くなりました. 同等にショックな出来事は世の中に幾らでも在ります. でも,自転車レースは無くならないし,核兵器も無くなりません. 人間やロードバイクが単独で存在している訳では無く,世界との関係性の中で存在しているからです. 一人の力で世界を変えられないのと同じ理由で,世界との関わり方(=生き方)も簡単には変えられません. 頑固になるべきではありませんが...

 落車するつもりで自転車に乗る人はいないし,事故を起こすつもりで自動車を運転する人もいません. そう信じたいです. それでも,ちょっとしたミスや油断で事故は起きます. 結果として,怪我をしたり,命を失う可能性があります. それは,僕自身が世界に存在する仕方の一部なのだと思います. その存在性の中で僕はロードバイクに出会い,仲間に会い,人生を楽しむ事が出来ました. 事故だけを否定する事は出来ません. 世界と自身の関係性に向き合いながら,走り続けるしかありません.

6. むすび

 まとめられないので,ここまでにします. とりま,今シーズンのレースプランは白紙に戻します. 先ず,身体とバイクのコンディションを戻すことに専念します.

Mt. 富士ヒルクライム 66分24秒

 こんにちは.changです.

 今年も富士ヒルを走りました. 結果は66分24秒. 自己ベストを2分更新する会心の走りでしたが,ゴールドに及びませんでした. ヒルクライムを卒業します!

写真は試走時.本番はスマフォを持たずに走りました

1. ヒルクライムとダンシングへの想い

 ヒルクライマーに憧れて,ロードバイクを始めました.

 初めて虜になった自転車選手がレオナルド・ピエポリ*1*2でした. 2008年のジロ・デ・イタリアだったと思います. エースを献身的にアシストしながら,少ないチャンスを確実に生かして自身も山岳ステージを獲る走りに心を奪われました. 僕と同じ位の体格でありながら,山岳に特化した戦略でヨーロッパの大男の中で戦う姿には単純な憧れだけでなく,(大袈裟かもですが)生き方の様な事を学んだと思います.

Note:
残念ながら,コーボと劇的なワンツーフィニッシュを決めた翌日にツール・ド・フランスを追放される悲劇も目の当たりにしました. 因みに記録をちゃんと辿ると,ピエポリが大活躍したのは2006年と2007年のジロです. J Sportsを観始める前なので,再放送か何かでチェックしたのでしょう. 確かに,2008年はリッコもピエポリも落車して振るわなかった記憶があります. それで無理やりツールに出場して,スキャンダルにあったんですね. その後,彼自身がドーピングを告白し,引退宣言しました. 今何をしているのか,全く分かりません.

 ドーピング・スキャンダルで自転車を嫌いになりかけていた時,目に飛び込んで来たのがアルベルト・コンタドールのダンシングでした. 2008年のブエルタです. 彼はこの年のジロにも出場していた(と言うか勝った)のですが,トレーニング不足でキレて無かった為と,おそらくリッコ&ピエポリに目が行っていた所為で印象が薄かったのです. 体調万全で挑んできたこの年のブエルタではキレキレでしたね. 鋭い&リズミカルなダンシングでアタックし,ライバルを蹴散らす走りに魅了されました. 当時の僕は未だクロスバイクに乗っていたかも知れませんが,見よう見まねで彼のダンシングを真似しました.

 ダンシングは今も探求し続けています*3. 現在ではコンタドールを真似るという気持ちは若干弱くなったかなぁ. 自身のスタイルを模索している感じです.

2. 富士ヒル戦歴

 今回が4回目の出場でした.過去のリザルトを振り返ると...

2019年: 75分24秒*4

 雨の中を震えながら下った記憶があります. シルバーに僅差でしたが,とても前向きな気持ちになれました. 「シルバーはもう狙わない.来年は70分を目指そう!」と.

2021年 69分22秒*5

 コロナ渦で出場しました. 山は性癖さん*6の集団に居た所為で楽しく走れました. 70分切りの目標も達成しました.

2022年 68分22秒*7

 真面目にゴールドを狙って,阻まれました. 「更に3分縮められるのか?」と,諦めの気持ちも芽生えました.

3. 当日へのアプローチ

 調子が良い筈なのにそれに確信を持てない,複雑なアプローチになりました.

(1) ペダリングの改善

 この冬,骨盤を前傾させてコアを使うペダリングの体得に取り組みました.

 僕が自転車を始めた当初,"背中を丸めて腕を脱力しなさい"みたいな事が書いてある書籍が沢山ありました. 栗村修氏もJ Sportsの中で「背中で流線形を作る」と発言されてました. それが時代の主流だったのです. 現在もその乗り方をしている(様に見える)プロ選手は多いですが,少し変わって来ていると感じます.

 分かり易い例を挙げると,新城幸也選手や別府史之氏,山の神の森本誠さんは背中を丸めませんよね. 勿論,ご本人達の骨格的な特性も影響していると思いますが,背中を丸めるフォームが唯一の正解では無さそうです.

 「骨盤を前傾させてコアを使え」というのは,お世話になっているショップの社長氏からの助言です. 因みに,社長氏は日本チャンピオンを含む有力選手を何人も排出されている巨匠です. 助言を受けて一昨年にも少し試したのですが,腰痛が誘発した為に諦めていました. 今年,腰痛に気を付けながら再試行しました.

 少し解剖学的な言い方をすると,自転車に跨った状態で頭の位置を変えずに骨盤を前傾したならば,腰椎が伸展します. 所謂中立位に近づきます. 多くのスポーツに於いて,中立位が基本姿勢になります. 野球やテニスの構え,重量挙げのスクワット等. 全身の筋肉が連動し易いからだと考えます. 背中を丸める古い乗車姿勢を取ると,上半身と下半身の運動が分離してしまうと感じます. 背中を伸ばす事で,体幹側の大きな筋肉までを使ったペダリングがし易くなります.

左:昨年.右:今年.分かり難いというか見た目には変わらないのかな?一応,昨年よりも骨盤を倒して背中を伸ばすフォームを取っています

冬の乗り込み時.以前よりも腸腰筋や背中側の筋肉を使えている実感を持ちました

 結果はローラー練のパワー値に表れました. 富士ヒル2ヵ月前に行ったワークアウトでは,去年苦しんだメニューを驚くほど楽にこなせました.

富士ヒル2ヶ月前(と言うよりJBCF群馬の1ヶ月前)から大嫌いなワークアウトを開始.去年ヒイヒイ言っていたワークアウトが驚くほど楽になっていました

 実走にも同様の効果が表れれば良かったのですが,残念ながらそう行きませんでした. 富士スバルラインの試走や,ヤビツのタイムトライアルでは軒並みタイムが伸びませんでした. 何かおかしくないか?と,疑心暗鬼になってしまったのです.

1.5ヶ月前のヤビツ.32:05→32:41でした.悪くは無いのですが,ローラー練にあった踏めている感がありませんでした

2週間前の試走.例年振るわないのですが,にしても遅かった...

(2) ハッピーパワーメータ

 疑心暗鬼の矛先が向かったのが,ローラーで使用しているPionnerのパワーメーターです. 僕はローラーをやる時,昔メインで使っていたリム車を,EliteのDrive IIに乗せています. リム車にはPionnerのパワーメーターが付いているので,スマトレとパワメの両方でパワー値を取得出来ます*8

※ 以後,Elite Drive IIをエリート,Pioneerパワメをパイオニアと書きます.

 折角買ったスマトレなのでエリートでパワー計測していたのですが,使っているうちに値がヘタって来ました. 購入当初からパワー値は低めでした. 一定幅で低く出るなら構わなかったのですが,日によって計測値が異なったり,踏み込んだ時の応答が極端に悪くなったりと,不安定な動きをする様になりました. 止む無く,エリートを負荷装置のみで使用し,パイオニアのパワー値でZwiftをする様になりました.

エリートは使っているとパワー値がタレてきます.このスマトレはトラブル続きでうんざりです.エリート製品はもう買いません

 上述のワークアウトはパイオニアでやりました. パイオニアのパワー値がスマトレよりも大きい事は分かっていたので,FTP設定をPWR 5倍を超える270Wに設定しましたが,未だ余裕がありました. JBCF群馬のDNF*9も手伝い,自分のPWRが5倍に到達していると信じる事が出来ませんでした. 去年の沖縄辺りから感覚的には到達していたのですが...

FTP設定を調整.この後,更に270Wまで上げましたが,それでも余裕がありました

 僕は普段からFTPテストをしません. 数値に振り回されたくないからです. パワー計測も"その日の体調をチェックするもの”として気にし過ぎない様にしています. そのつもりでしたが,内実は違ったのですね.

 結局というか,富士ヒルの直前にリム車のパワーメーターを交換しました. 買った訳ではありません. 去年落車で破損したShimano 9100Duraのパワークランクが余っていたのです. レース前の気持ちを更に不安定にしてしまう可能性もありましたが,結果的にはやって良かったです. パイオニアが15 W増し,PWR 5倍という自身の感覚が裏付けられたからです.

レース週にローラーのパワーメーターを交換.気持ちが乱れるのでおすすめしません

交換したパワーメータで.結果的にはこの結果で肝を据える事ができました

(3) ソロ練の限界

 ハッピーパワーメーターじゃ無いなら,実走で結果が出ない理由は何でしょうか? これも感覚的には(大部分を)解っていました. ソロ連の限界です.

 タイムが出なかったのは,一人でアタックした峠です. チームメートと行ったヒルクライムではPRが出ていました. 自分に甘い性格も解っていたつもりだったんですが,,,いつまでも落ち着かないアラフォーですねwww

チームメートと走ると追い込めるし,何より楽しいです

(4) モチベーション

 昨年末の振り返りで,今年の目標に富士ヒルゴールドを挙げるか迷っていると書きました*10. 自信が無かったと言うか,タイムを3分縮める為の具体的なプランが浮かばなかったのです.

 モヤモヤしたまま何となくエントリーしたんですが,タイムを狙って走るか決めかねていました. その折,今年はエントリーが殺到し,出場したくても出来ない方が沢山いる事を知りました. 実際,所属しているショップチームでエントリー出来たのは僕だけでした. 「真面目に走らないと申し訳ない」と思いました.

 ハッピーパワーメータ問題でヤキモキしながらもトレーニングを積んでいき,2週間前の赤城オフロードで表彰台に上がりました*11. 調子が上がっている裏付けになって良かったのですが,若干燃え尽きてしまいましたwww

赤城オフロードで燃え尽き.慣れない表彰台に上がって舞い上がったかな?

 気持ちを戻すのに少し苦労しました. ゆずれーるが未だ使えるのか調べてしまう程に,モチベーションは落ちていました. そんな時,グループラインでのチームメートの会話が励みになりました. ショップチームでは無く,去年からお世話になっているグルメライド(?)チームの方です. 当日の持ち物や寒さ対策などを話し合うやりとりを見ていて(時には参加したりして),「富士ヒル楽しそうだな」と,原点に戻る事が出来ました. ストラバに上がるトレーニングログには,いつも以上に刺激を受けました. 僕は前泊班に参加しなかったのですが,参加していたらもっと楽しめていた事でしょう😀

 趣味だからこそ,一定のモチベーションを維持するのが難しいです. 目標の違いはありますが,一緒にレースを楽しむ仲間が居るのは本当に幸せです. いつもありがとうございます.

4. レース本番

 やっと本題!の筈だったのですが,正直よく覚えていませんwww あっという間だったのです. 赤城もそうでしたが,集中しているレースはそんなものなのだと思います.

 因みに,何合目を何分で...みたいな事を僕は一切意識しません. 一人で走るのと変わらず,つまらないからです. サイコンは時々見ましたが,基本的には周りの選手の動きに集中していました.

 前を追いかけている時間が多かった気がしますが,後ろから追いついてきたゴールドペースの集団からは千切れたのかな? 残った選手達と協調しようとしたらペースが上がらなくて風を受ける,といった走りをしていた記憶があります. もっとコンサバに走れたかも知れないですが,後悔はありません.

 あえて言うなら,整列時にもう少し前に居たかったです. お手洗い待ちで時間をロスして,競技場に上がるのが少し遅れてしまいました. それでも6:15頃には着いていたんですが... タイムを狙う方達が最前列に位置取る事を,皆さんご存知でした. これもレースの一部なので納得しています.

5. 機材

 長文になってしまったので,別記事にします. 掻い摘んで言うと,タイヤ,チューブ,サドルを軽量タイプに替えました. 車重は7.1 kg(サイコン込み)でした.

 また,これは実業団レースと共通ですが,ペダリングフォームの改造に合わせてハンドル位置を変えました. ステム交換で昨年よりも10 mm遠く,20 mm低く設定しています.

6. むすび

 最高のヒルクライムが出来て満足しています😀 これを持って,ヒルクライムを卒業します. 今後は実業団とツールド沖縄に集中します. ヒルクライムレースも走ると思いますが,ロードレースの延長という位置付けでタイムを狙わなくなるでしょう.

 早速というか,来週,JBCF群馬を走ります. コンディションを維持し,先ずは集団に残ってポイントを獲ろうと思います.

富士ヒル参加メモ

自分用のメモ

エントリー内容

番号:4120
種目:第3スタート
駐車場:富士急ハイランド

タイムスケジュール

6/3(前日)

7:00 自宅出発
8:00 駐車場オープン
8:30 現地着(富士急ハイランド第3P)
9:00 サイクルエキスポ開始
10:00 受付開始

17:00頃 詰め込み

* 前日の台風で大幅に予定変更

6/4(当日)

3:30 自宅出発
5:00 現地到着(富士急ハイランド第3P)
5:30 ウォームアップ
6:00 駐車場出発
6:40 スタート

持ち物

機材

・バイク
・シューズ
・ヘルメット
アイウェア
・サイコン
心拍計
・工具(チューブ、ツールセット)
・両面テープ、ハサミ
・ポンプ
・空気圧計
・ローラー(ミノウラ)

ウェア

・夏ジャージ上下
・レッグカバー夏冬
・アームカバー
・冬インナー
・グローブ夏
・靴下
・バンダナ
・鼻テープ
・日焼け止め
・ワセリン
・レインジェル
・ベロトーゼ
・使い捨て河童&手袋

補給

・ジェル × 2
・ウィーダーゼリー x 2
・ボトル小×1(CCDを粉で持っていく)
プロテイン(粉で持っていく、シェイカーも)

生活用品

・着替え(Tシャツ、インナー、スパッツ、ショーパン、ハンカチ)
・タオル

預け荷物

・リュック(montbell)
・冬ジャージ(Mavic)
・冬インナー
・グローブ冬
・河童上下(montbell)
・パンク修理工具. ・鍵. ・小銭
・お菓子

その他

・参加表
・キャリア
・ブルーシート
・駐車券(?)
コンタクトレンズ
・眼鏡(ケース)
・鼻テープ
・ぺーバータオル
・鍵
・サイコン画面設定
・マスク
ETCカード
・現金
・車予約
・サンダル(外とか車の中で着替えるのに)

赤城オフロード3時間耐久,3位

 こんにちは.changです.

 赤城オフロード3時間耐久レースのソロクラスに参加しました. 結果は3位. 念願の表彰台になりました(^^)

ゴール時.達成感で手を上げていますが,順位はわかっていませんでした.写真はチームメートが撮ってくれました🙏

1. 赤城オフロード

 群馬県の赤城林間学園で開催されるオフロードイベントで す*1. チームのオフロード班メンバーからお声がけ頂き,3年前から参加しています. 3年前はチーム参加で2位,2年前はソロ参加で8位*2でした(去年は別用で参加出来ず). 今年は富士チャレ中止で長距離レースが足りない事もあり,表彰台を狙って参加する事にしました. ロードのシーズン中 & 蛭クライムで山に入れなくなって練習不足でしたが,身体は仕上がっていました.

2. レース展開

 自分に勝機があるとしたら耐久戦だと思っていました. ロードレースではスタートダッシュに遅れた時点でレースが終わってしまいますが,MTBレースではドラフティングが効かないのである程度挽回出来ます. 無理に周りに合わせる事はせず,マイペースで走ろうと決めていました.

 レースが始まると,案の定スタートダッシュが掛かります. 一昨年と同様に10名程の選手が入りの登りからカッ飛んで行きました. 初めの2周は先行した選手達を視界に捉えながら走りましたが,やはり速過ぎます. サイコンを見るとラップタイムが11分台の前半で,心拍は170近くまで上がっていました. ”これで3hは持たない"と思い,ペースに切り替えます. 3週,4週とこなす中で,12分ラップで心拍160前後をキープするのが今日の自分ベストだ と感じました. 以後はこれを守って淡々と走ります.

ラップデータ.後半少しタレましたが,大凡12 min/周ペースで走りました

 MTBにはパワーメーターを付けてないのでマネジメントが難しいと思いきや,心拍値だけでそこそこコントロール出来ました. 1人で走っている時間が長く,加減速が少なかったからでしょう. サイコンをGarminに変えてから"無酸素域の練習が足りない"みたいな事を言われる様になり,普段の練習から心拍を気にする様になっていたのも良かったと思います.

心拍ゾーン.Garmin見易いなぁ

 途中に何回か,先行していた選手に追いつきます. 僕はコーナーが下手なので,追いついても下りで離されてしまいます. 大きく離されないように付いていき,相手に疲労が見えたら登りでペースアップして千切る,という走り方をしました. 3〜4人はこれで抜いたと思います.

 レース中,自分の番手は詳細にわかりませんでした. 場内アナウンスとチームメートの応援から,1位と2位の選手は圧倒的で追いつけない事,自分は8番手位を走っている事を大凡で察していました. せめて前回よりは高い位置でゴールしようと,気力を絞って走り続けました.

 3hはあっという間でした. ゴール後は表彰台に登れると思っていなかった為,着替えを済ませて片付けをしていました. 追って公式リザルトが発表され,3位に入れた事を知りました. リュックの中で丸まっていた汗まみれのチームジャージを慌てて着直しますwww. "表彰式用に(もう1枚)ジャージを持って来ないと"と,仲間達が祝福してくれました🥹

3. 機材

 来年の自分用にメモしておきます.

ハンドル
・目一杯下げる
・サイコンはハンドルに(ステムに付けられなくなるので).

サドル
・昔から使っているSella Italia Filte.冬に買ったTNIのショートを野田で壊してしまった為
・Aspideも試したけどしっくり来なかった
・ドロッパーは軽量化の為に為に外す
・サドル高は670 mm

タイヤ
・前後ともVittoria Brazoでチューブレス
・後輪にはMezcalを使っていたが,レース2日前にパンク🥲お店の在庫がBrazoしかなかった為に已む無く替えたが,店長いわく”後輪もBrazoにした方がグリップが良い"
・前1.1 bar,後1.2 bar

補給食
・750 mlボトル2本(両方ともCCDで,2本目にはジェル2本を溶かす.当日は涼しかったので,1本目の中身はレース中に半分位捨てた)
・ジェル6本(食べたのは4本)
ヤマザキあんぱん2個(スタート前に1つ食べた)

4. 結び

 目標としていた表彰台に上がれて嬉しいです✨ ロードよりも先にMTBで結果が出たのは微妙ですがwww このイベントはチームメートとワイワイ楽しめて大好きです. ソロで出ちゃうとBBQする余裕が無いのが残念ですが… 来年はチームクラスで勝ちを狙うのも良しですね😀

 次は富士ヒルです. 3度目の正直でゴールドヒィニッシュを目指します. 疲れが残っているし,カーボローディングで体重も増えてしまいました💦 耐久レースとヒルクライムを両立するのは難しいですね. シダバタする程時間も無いので,出来る準備をしようと思います.

JBCF 東日本ロードクラシック,DNF

 こんにちは.changです.

 1週間前の話になりますが,JBCF 東日本ロードクラシックに出走しました. 結果は6周(全15周)で足切り😓 腑甲斐無さで言葉も出ないのですが,こんなときこそ振り返ろうと思います.

1. 話題

(1) シーズン初戦

 去年一昨日と4月末の富士チャレンジカップを初戦に選んでいました. 所謂ホビーレースですが毎年強豪選手が出揃います. レース慣れに丁度良かったのですが,残念ながら今年は開催されませんでした. 結果,実業団レースでのシーズンインとなりました. しかも,今年からE2クラスターです. 身体も気持ちも準備不足だったと思います.

(2) 雨の群馬

 昨年の9月大会*1と同様,雨のレースになりました. しかも,同じ逆回りです. 前回は自身の落車は無かったものの,何人もの選手が目の前で転びました. その記憶が強烈に残っていて,足が竦んでしまいました.

(3) 高梨万里王選手

 今回,レバンテ静岡所属プロ選手の高梨万里王選手が,同じE2にエントリーしていました. 実力から言えば間違いなくE1選手なのですが,JBCFの参加経験が少なく,今年E3から出場されていた様です.

 実は高梨選手,一時期同じチームに所属されていました. 僕自身は面識無いですが,一緒に参加していたチームメートとアテンドの方は良く知っている様で,「高梨くんが初めからカッ飛んで行くと思う.完走率の低いレースになりそう」と聞いていました. レースが序盤から動くという事は,集団の前方に居る必要があると言うことです. 頭では解っていたつもりでしたが,残念ながら実践出来ませんでした.

 ちなみに高梨選手,メチャクチャ強かったです😶 誰も寄せ付けない感じの独走勝利で,一気にファンになりました😍 少しでも肩を並べて走れる様,E1昇格を目指します.

(4) 実走不足

 今年の冬はMTBとローラーばかりやっていて,例年になく実走が少なかったです. CTLは90程度まで上がってましたが,ベース中心のトレーニングになっていました. 自分よりも速いライダーさんとアタックし合う様な実践的な走りをしていないと,レースでは走れないですね. その事が良く解りました.

 ここ数年,ローラーでのトレーニングが比較的うまくいっていました. それに甘んじてしまっていた反省があります. 今季はやり方を変えて,出来るだけ実走を,それも無酸素域でもがく様なトレーニングを多くしようと思っています. 先々週位から朝練を再開しました. 日が伸びたので4:30位から行けますね! チームメートを誘ってみようかな...

(5) 下り

 相変わらず苦手なんですが,少しずつ良くなっている実感を持っていました. ただ,レースになると全然違いました. 曲がっている最中に抜かれてビビってしまったり,逆に前にスペースがあるのに前に出られなかったりしました. 実戦で慣れていくしか無いと思います.

(6) 攻めの気持ち

 今回の敗因はこれに集約されると思います. 昨年の沖縄が終わってからは大きなレースも無く,リラックスして過ごしました. シーズンに向けて鋭気を養ったのは良かったのですが,それはもう終わりです. 少し出遅れてしまいましたが,切り替えていきます.

2. 機材

今シーズンの実業団仕様.残念ながら,その効果を試すところまで走れませんでした

・Frameset: FOCUS Izalco max disc, XSサイズ
・Front/Rear brake: Shimano Dura-Ace
・Rotors: SHIMANO XTR
・Brake/shift levers: Shimano Dura-Ace Di2
・Front/Rear derailleur: Shimano Dura-Ace Di2
・Chainring: Shimano Dura-Ace 9200, 52-36
・Cassette: Shimano Dura-Ace 11-30
・Chain: Shimano Dura-Ace
・Crankset: Shimano Dura-Ace 9200, Size:170
・Power meter: Shimano Dura-Ace 9200
・Bottom bracket: WISHBONE
・Wheelset: Mavic SLR45
・Tyres: Schwalbe Pro One Tubeless easy, 28mm
・Tubes: Nothing
・Handlebars: Easton E100, 40 cm
・Handlebar tape: フィジー
・Stem: RITCHEY WCS, 120 mm & -17 deg
・Pedals: Shimano Dura-Ace
・Saddle: Selle San Marco Aspide Short
・Seat post: FOCUS (専用品)
・Bottle cages: Elite ROCKO
・Computer: Garmin 540 Solar

 昨年の沖縄から替えたところを赤字で示しています. 今回は残念ながら,効果を感じられる程走れませんでした. 追って追記していこうと思います.

3. むすび

 この負けで,"どんどんレースを走りたい"気持ちがまた沸騰しています. これがある限りはレースを続けるつもりです.

 富士ヒル修善寺に出られないので,JBCFはその翌週の群馬かな? 群馬をスキップして,近場の川崎マリンエンデューロで長時間レースをするのも良いと思っています. 現状,出場を検討しているレースは↓↓↓な感じです.

May 21, 赤城オフロード
Jun 4, 富士ヒルクライム
Jun 11, JBCF群馬
Jun 18, 川崎マリンエンデューロ
Jul 16, JBCF石川
Jul 23, MTBクロスカントリー in 野田
Sep 18, JBCF魚沼
Sep 23 & 24, JBCF群馬
Nov 12, ツールド沖縄